東京出土で最も長い1800年前の「鉄剣」を初公開
東京都北区の飛鳥山博物館(王子1-1-3飛鳥山公園内)で、2013年2月に御殿前遺跡で出土した鉄剣(56.9センチ)が、9月30日(火)から11月3日(月・祝)までの期間限定で、公開展示される。 北区によると、この鉄剣は、同遺跡内の弥生時代後期(約1800年前)の方形周溝墓から出土。土中に長く放置された鉄製品は腐食されて原型をとどめないことが多いが、ほぼ完全な形を残しているという。 また、関東地方で出土する弥生時代の鉄剣の多くが長さ10~20センチ程度であるのに対し、この鉄剣は56.9センチと都内で一番の長さを誇る。この鉄剣の所有者は、西ヶ原地域の高台一帯に広がる集落の有力者だったとみられる。 展示期間は、9月30日(火)から11月3日(月・祝)まで。時間は、午前10時から午後5時まで(入場は4時30分まで)。月曜休館(祝日の場合は、翌日が休館日)。 観覧料は、一般300円、65歳以上150円、小中高校生100円