オリエンタルランド、2年連続の賃上げ発表 平均約6%引き上げ
東京ディズニーリゾートを運営するオリエンタルランドは9日、4月1日より従業員の働きがいの最大化を目指すための施策の一つとして、従業員の賃金改定(基準賃金の引き上げおよび時給改定)を発表した。 【動画】“ベリミニダンス”にファン歓喜!ディズニー・パルパルーザでミニーがキュートにダンス 同社グループは、持続可能な社会への貢献と長期持続的な成長に向け、同社グループの提供価値である「ハピネス」を持続的に創造していくために、「2030年に目指す姿」を掲げている。 この実現に向けて、ESGマテリアリティの一つに「従業員の幸福」を定め、「仕事のやりがい」の向上と、「働きやすさ」の整備を目指す取り組みを行うことで、同社グループで働くすべての従業員が働きがいを感じられること、そしてこれからも働きたい場所として選ばれ続けることを目指していく。 このほど、昨年に引き続き、従業員の働く上での安心を確保し、一人ひとりがより活躍できるようにするため、人的資本への投資として、準社員(パート・アルバイト)を含む従業員に対し、従業員平均で約6%の基準賃金および基本時給の引き上げを行うこが決まった。 【賃金改定の概要】 ・対象者:社員・テーマパークオペレーション社員・嘱託社員・出演者・準社員 ・対象者数:約 2万4400 人 ・実施内容:対象者平均で約6%の基準賃金および基本時給の引き上げ (例)準社員:基本時給を一律70円引き上げ(改定後の基本時給は1210 円~1600円) 社員の初任給:2024年度新規学卒入社者より初任給を一律1万7000円引き上げ (改定後、大卒・大学院卒の社員の場合は、25万5000 円となる)