大東文化大でまちづくりワークショップ AR技術の活用も
大東文化大学(板橋区高島平1)社会学部准教授の飯塚(めしつか)裕介さんとゼミ生による産学連携プロジェクトの5回目のワークショップが12月12日に行われた。前回に引き続き、板橋区の高島平まちづくり推進課の担当者のほか、企業からはUR都市機構、URリンケージ、トヨタモビリティ東京、ベナの担当者が参加した。(板橋経済新聞) 【写真】大東文化大でまちづくりワークショップ 前回のワークショップでは、高島平団地内で新たな活用を想定している3つの敷地に盛り込む建物や自然、コミュニティーといった「機能」の組み合わせを3グループに分かれて検討。今回は検討結果を発表した。 ゼミ生の諏訪美羽さんは「他のチームと検討している機能がかぶっていないかをすり合わせた。私のチームでは他地域に実在するカフェを参考にしたが、(建物が)実際に団地の敷地に収まるかどうかを確認したところ、面積がぴったりだった」と振り返る。 最終的にワークショップで考案した機能を可視化するため、高島平団地の模型に投影するAR技術を活用したデモンストレーションも行った。 AR技術を担当するベナの担当者は、11月にも学生との打ち合わせを行ったという。その経緯について、「今回のプロジェクトでAR技術をどう活用させていくかを学生がイメージしやすいよう、過去のAR活用事例を基にプレゼンテーションを行った」と話す。「学生たちも、AR活用で目指すゴールが見えてきたようで、今日はより具体的なアイデアを持ち寄ることができた」と安堵(あんど)した。
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