もうすぐやってくる猛暑の夏…ラウンドが億劫になるゴルファーに伝えたい「薄暮プレー」のススメ
グリーンの状態が悪いことも…
さらに葛西氏は、たくさんのゴルファーがラウンドを終えた後にスタートする薄暮プレーならではの「グリーンコンディション」の問題も避けては通れないと話します。 「例えば、レギュラータイムで45組入っていたとします。約180人がプレーをした後にスタートする薄暮プレーでは、グリーンのコンディションはあまり良くない状態だといえますね。グリーンの芝は人が歩いた足跡でラインが変わってしまうほど繊細なものでもあります」 「特にカップ周辺は、カップインしたボールを拾い上げるために全ての人が入るエリアになるため、足跡でわずかに沈み込みます。このことをドーナツ現象と言いますが、午後のグリーンではこの現象が発生していることもあるので、思ったようなラインで転がらずパッティングを外してしまうケースも多いです」 ホール数や日没までのプレーなど制約は少なからずあるものの、通常よりもお得な料金でラウンドができる薄暮プレー。特に近年は、若者や女性を中心とした新規ゴルファーが増加し、土日や祝日は通常のスタート枠が混雑していることもあるので、薄暮プレーを経験するいい機会かもしれません。
LUIS FIELD