【写真：Getty Images】

　UEFAチャンピオンズリーグ（欧州CL）準々決勝2ndレグ、バルセロナ対パリ・サンジェルマン（PSG）の試合が現地時間16日に行われ、バルセロナが1-4の敗戦を喫した。英メディア『90MIN』は、イルカイ・ギュンドアンが試合後に一発退場した同僚DFを公に批判した理由について、現地時間19日に報じている。 【画像】バルセロナ最新スタメン＆フォーメーション 　1stレグでPSGに勝利していたバルセロナは、ホームでの2ndレグを迎えていた。この試合では、29分にバルセロナのロナルド・アラウホがレッドカードで退場したことによりチームは劣勢の状態が続き、PSGに対して逆転を許し、CLベスト8での敗退が決まっている。 　試合後にギュンドアンは、レッドカードを受けたアラウホについて、「あの場面では失点するか、ストライカーに1対1を与えた方がいいと思った。こんなに早い段階でのレッドカードは、試合を台無しにしてしまう」と、公の場で軽率なプレーだったと批判していた。 　一方のアラウホは、ギュンドアンとの確執を否定したが、「尊重されるべき規範と価値観に基づいてプレーしている」と述べており、不満をほのめかしていた。この発言に対して、ギュンドアンは「チームとして団結し向上するためのコミュニケーションが重要」と述べた上で、アラウホを批判した意図について次のように語っている。 「正直でオープンな会話が必要だ。最も成功したチームは、コミュニケーションをとり、お互いの目を見て、一人ひとりの利益になることを話し合っている。そのようなコミュニケーションを積み重ねることこそが、（チームとして）発展し、改善していく方法だと思っている。」 　また、CL敗退が決まったことについて、「このような形で敗退するのは非常に悔しい」と述べた上で、「特にCLにおいては、これが大きな前進となる可能性があると考えている。敗北はゲームの一部だ。そこから学び、より良い成績をおさめるためのモチベーションとして利用する必要がある」と、敗戦を糧にすることでチームが成長できると強調していた。