ハンガリー指揮官が注目集める巨漢FWアダムへの中傷に苦言「選手たちへの攻撃は受け入れられない。不快だ」
ハンガリー代表のマルコ・ロッシ監督は、注目を集めるマルティン・アダムについてコメントした。 3大会連続のEURO本戦出場を決めたハンガリー。グループA初戦のスイス代表戦では1-3で敗れる苦しいスタートになった。 そんな中、スイス戦で注目を集めたのがアダムだ。身長190センチ体重95キロの巨漢に加え、坊主頭で大きなひげを生やしている風貌から、同選手はソーシャルメディアで大きな話題になり、中には外見を揶揄する投稿も散見された。 これを受け、アダムは「僕はこのように生まれ、この体型をしている。生まれたときからこの体格だったとは言わないけど、基本的な体格はある。遺伝、それは変えられない」と主張している。 19日の開催国ドイツとの一戦を前にしたプレスカンファレンスでロッシ監督は、アダムがソーシャルメディア上で話題になっていることについて「我々はミームだったり、キーボードやコンピューターの中で思い切りが良い愚か者を目にしている。それだけなら何も問題ない。なぜなら我々はそのような人間の精神をコントロールできないからだ」と話し、選手への攻撃は受け入れられるものではないと主張した。 「しかし、人々がブログ上で選手たちを攻撃することは受け入れられるものではない。侮辱だ。だから、彼に対して起きたことはとても不快だ。彼の体形や体格は彼が生まれたときからのものだ」 「彼がEUROで得点することを切に願っている。得点は彼にとってとても満足できるものになるだろう。しかし、彼がこのことに影響を受けているとは思わない。なぜなら彼は素晴らしい選手であり、チームにいてくれることにとても満足している」