スパニッシュブレッド（左）とハムチーズ

ちばとぴ！ グルメ部です。 千葉地方検察庁の裏手、房総往還沿いにある珈琲問屋の駐車場から住宅街に入ってすぐのところに「Delights！　Café　＆　Pan　de　Manila（デライツ・カフェ＆パン・デ・マニラ）」はあります。その店名のごとく、マニラ（フィリピンの首都）のパン屋さんです。 約1年前にオープンしたという、県内でも珍しいフィリピンのパンに興味深々。 早速昼休みに訪れてみました！

フィリピンの素朴な手作りパンがそろう

店主の奥さまが書いた商品紹介のポップがかわいい

入店すると、にこやかに迎えてくれたのは、日本人のご主人とフィリピン人の奥さま。無添加にこだわって、フィリピンの伝統的なパンをご夫婦で作り、販売しています。 チーズやバターなどの材料はフィリピンから輸入し、本場の味を提供。 フィリピンは、かつてスペイン領だった歴史があります。スパニッシュブレッドといったパンが親しまれているのは、スペイン食文化の影響を受けているから。 フィリピンのパンは、少し固めだけど食べるともっちりとして、ほのかに甘いのが特徴です。 同店では、袋に入ったパンが籐のカゴに入って並べられ、かわいい手書きのポップに、パンの説明が書かれています。どれにしようか迷っていると、奥さまが上手な日本語で「試食してみてください！」と一口サイズのパンやフィリピンのお菓子をサービスしてくれました。「これも食べてみて！」と、試食でお腹いっぱいになりそうなほどサービス精神旺盛！ パンの説明もしてくれるので、好みの味を選ぶことができます。

イートインコーナーで温かいパンを味わう

ハムチーズのパンと白い紙に包まれたチーズロール

最初に試食させていただいたのはフィリピンの代表的なパン、モナイ。ずっしりもっちりとした食パンで、優しい甘さの素朴な味わい。薄くスライスされているので、ハムやチーズを乗せていただくのにはちょうど良い。 フィリピンの代表的なパンがもうひとつ。ほんのりした塩味と小麦の甘さが引き立つ伝統の塩パン、パン・デ・サル。こちらはまだ焼き上がっていなかったので、試食はできませんでした。 さんざん迷った末、購入したのは「スパニッシュブレッド」（2個入り500円）、「チーズロール」（450円）、「ハムチーズ」（2個入り450円）。 イートインコーナーもあり、コーヒーや紅茶も注文可能。 パンはよりおいしく味わってほしいからと、温めてくれるココロ遣いよ！ 穏やかな店主と優しい奥さまの温かなホスピタリティで、よりパンのうま味を感じます。 「スパニッシュブレッド」は、バターとコンデンスミルクをミックスした甘いペーストが入っていて、パン生地の塩味とペーストの甘さがほど良いパンです。 「チーズロール」はふわふわ食感でクリーミー。チーズ感いっぱいなので、チーズ好きにおすすめです。 フィリピンから輸入した厚切りで、塩味のあるハムが特徴的な「ハムチーズ」は、どっしりとした食事パンです。 日本の惣菜パンと比べると、いずれも素朴な印象ですが、より小麦の味を実感できます。