電子メールの出資依頼に計1億ドル…「会ったことがない相手もいる」(海外)
マーク・キューバンに売り込んで投資をしてもらいたならば、Eメールを使った方がいい。 キューバンはマスタークラスの動画講座で、「Eメールでの売り込みに1億ドルを投資した」と語った。 「その中には、まだ会ったことのない人もいる」とキューバンは話している。 アメリカ版『¥マネーの虎』、『シャーク・タンク(Shark Tank)』に出演しなくても、億万長者のマーク・キューバン(Mark Cuban)にビジネスを売り込めることが分かった。 「私の場合、Eメールでいつでも連絡できる。つまり、私のメールアドレスは公開されているんだ」と、キューバンは2024年2月22日に発表されたマスタークラス(MasterClass)の自身の講座「ビジネスで大きな勝利を収める(Win Big In Business)」で語った。 「私は人々が送ってきたEメールの売り込みに1億ドル(約150億円)を投資してきた。その中には、まだ会ったことのない人もいる」と彼は付け加えた。 キューバンはマスタークラスの動画の中で、彼が電話ではなくEメールで売り込みされることを好むのは、「より包括的な回答」ができるからだと語っている。 「電話だと、いろいろ話しすぎてしまって、話したことの半分は忘れてしまう。Eメールでやりとりすれば、いつでも見ることができる」と彼は講座の中で語っている。 キューバンはBusiness Insiderの取材に対し、特にEメールで投資した件数や金額は記録していないと語った。 また、彼は投資家が小切手が送ってくれたり、出資交渉が成立したりした場合には電話での会話に応じることに前向きだとも語っている。 「その状況次第だ。ルールはひとつではない」 キューバンは、自身の会社であるマーク・キューバン・コスト・プラス・ドラッグ(Mark Cuban Cost Plus Drug Company)の会議の記録や、ビジネス・プロジェクトに関するすべてのやり取りを大規模な言語モデルに統合する方法を模索しているとマスタークラスの講座で語った。また将来的に、それは自社の「ChatGPTの独自バージョン」に変化していくかもしれないとも付け加えている。 キューバンはEメールが大好きでその良さを絶賛しているかもしれないが、彼もまたEメールに頼ってビジネスを行ってきた多くのトップ経営者の一人にすぎない。
Kwan Wei Kevin Tan