中屋トンネルで復旧工事の作業員 1人の安全を確認 3人の捜索続く 石川・輪島市の国道249号
石川県輪島市の中屋トンネルで土砂崩れが発生し、安否がわからなくなっていた作業員4人のうち、1人の無事が確認されました。警察と消防が残る3人の捜索を続けています。 国土交通省能登復興事務所によりますと、21日午前9時半ごろ、輪島市門前町の国道249号「中屋トンネル」付近で土砂崩れが発生し、地震の復旧工事にあたっていた作業員4人と連絡が取れなくなりました。 このうち、トンネルから離れた場所で作業をしていた1人は、午後6時ごろ崩れた土砂の上を自力で乗り越えトンネルまで歩き、無事が確認されたということです。警察と消防が残る3人の捜索を続けています。またトンネルの前後で土砂崩れが発生したため、作業員ら27人が一時トンネル内に取り残されていましたが、午後6時ごろに脱出しました。作業員らは工事の拠点となっている事務所まで歩いて向かっているということです。 中屋トンネルは能登半島地震で内部のコンクリートが崩落し通行止めが続いていましたが、国交省などが復旧を進め、今月25日に地元住民などに限って片側交互で通行が再開される予定でした。
北陸放送
