日本人の約5割が知っている「日本と中国、米の生産量が多いのはどちら」 答えに思わず納得
有名な米どころが多い日本と、広大な土地を持つ中国。米の生産量が多いのは、どちらの国かご存知でしょうか。 【写真3枚】日本は何位?世界の「米生産量ランキング」を見る 今回、アンケートを取ったところ、日本人の約5割が知らないという事実が判明しました。 記事後半では、日本と中国のGDP(国内総生産)などを紹介します。 ※編集部注:外部配信先では図表などの画像を全部閲覧できない場合があります。その際はLIMO内でご確認ください。
日本と中国の米の生産量についてアンケート
LIMO編集部が全国の10代~60代の男女200名を対象に、「日本と中国、米の生産量が多いのはどちらの国でしょうか」というアンケートを取ったところ、全体の52%が「日本」と回答。 「中国」と回答したのは、全体の48%になりました。 中国は約960万平方キロメートルと、日本の約30倍もの国土を有しています。耕地面積は、日本は約410万ヘクタール、中国は約1億1888万ヘクタールとこちらも約30倍の差があります。
日本と中国、米の生産量を比較してみると
日本の2020年・米の生産量は、約970万トンとなっています。一方の中国は、約2億1186万トン。その差は約20倍。実は中国は世界一の米生産量を誇る国なのです。 日本の米生産量はというと、年々減少を続けています。水稲(主食用米)の作付面積を見てみると、2008年度では160万ヘクタール、2014年度では147万ヘクタール、2019年度では138万ヘクタールと年々減少。 これは米の1人当たりの年間消費量が、昭和37年をピークに一貫して減少していることが大きな原因です。具体的には、昭和37年度には118kgの米を消費していたのが、平成30年度には、その半分以下の53.5kgにまで減少しています。 また、米の需要量は毎年約10万トンずつの減少傾向にあります。
米の「生産量ランキング」を確認
ここからは、世界の米生産量を見ていきます。前述の通り、1位は中国の約2億1186万トンで、2位・インドの約1億7830万トン。 3位・バングラデシュの約5490万トン、4位・インドネシアの約5464万トン、5位・ベトナムの約4275万トンと続き、日本は12位となりました。 このデータから、主食が米の地域は人口が多いということが分かりますね。米の生産量1~4位までの国の人口は1億超え。5位のベトナムは約9700万人となっています。