墜落海自ヘリと同型機の記念切手「事故後で値打ちある」…鹿屋市長発言に抗議する決議、徳島・小松島市議会が可決「命軽んじる発言許されない」
鹿児島県鹿屋市の中西茂市長が先月、墜落事故があった海上自衛隊のSH60K哨戒ヘリコプターの同型機が写った記念切手について「事故後の写真で値打ちがあるのでは」と発言したことを巡り、徳島県の小松島市議会が中西市長の発言に抗議する決議を可決した。同市には、墜落したヘリ1機が所属する海上自衛隊小松島航空基地がある。 【関連】海自ヘリ墜落、鹿屋市長の失言に「無神経で不謹慎」 市出身者も搭乗、市民に怒りと失望「自衛隊基地のある町のトップなのに…」
決議が可決されたのは1日にあった臨時会で「命の大切さを軽んじる発言は許されるものではない」などとした。鹿屋市議会へ中西市長の責任の果たし方をただすよう求める意見書も合わせて可決された。 発言を巡って、中西市長は2日あった鹿屋市議会議会運営委員会に出席し謝罪した。市議会は13日に議運を開き、対応を検討する。
南日本新聞 | 鹿児島