通勤でしか車は使いません。毎日「1時間」の距離を車通勤していますが、車を売却して定期を購入し「電車通勤」にした方が節約になりますか?
車を手放すメリット
車を手放すメリットのひとつは、税金や自動車保険、車検代、ガソリン代、駐車場代などの維持費が不要になる点です。また、車を中古車販売店や買取専門店に売却すれば、まとまった臨時収入を得られます。急なトラブルでまとまったお金が必要になったときは、売却による収入が大きな助けになるでしょう。 さらに、車を手放して運転する機会がなくなれば、少なくとも自分が運転して事故を起こすリスクが減ります。車を所有していたときよりも日常的に歩いたり自転車に乗ったりする機会が増えて、運動不足の解消につながることもメリットといえるでしょう。
車を手放すデメリット
住んでいる地域によっては車がないと移動手段が限られてしまう場合があります。利用できる公共交通機関が少なかったり、利用できる時間帯が決まっていたりすると、ちょっとした買い物へ出掛けるにも不便を感じるでしょう。 また、まとまった買い物をしたいときに、車がないと大きな荷物を運びづらいと感じるかもしれません。そのため、車を手放すことを検討する際は、手放しても交通手段に困らないか、生活に支障をきたさないかを必ず確認しましょう。 さらに、子どもの習い事や塾などの送り迎えを車でしている場合も、車がないと不便に感じるかもしれません。習い事や塾に通っている子どもがいる場合は、スクールバスがあるか確認するとよいでしょう。 子どもが大きくなればバスや電車を使って自分で習い事にも行けますが、小さいうちは送り迎えができるよう車を手放さないのもひとつの選択肢です。
通勤手段は車の維持費と定期代を比較して検討しよう
今回参照した調査結果によれば、車を所有している人の月の平均維持費は1万2100円です。車を売却して公共交通機関で通勤を行う際は、定期代が車の維持費以下に収まれば、節約につながりそうです。 車を所有している人は過去の維持費を振り返り、定期を購入した場合とどちらが安くなるかを計算してみることをおすすめします。 出典 環境省 資料2-2 通勤・買い物時の交通手段に関するアンケート調査 一般社団法人日本自動車工業会 2023年度乗用車市場動向調査 II 乗用車ユーザーの特性と使用状況 2.使用状況 月間維持費(18ページ) 執筆者:FINANCIAL FIELD編集部 ファイナンシャルプランナー
ファイナンシャルフィールド編集部