“第2の開業”前夜「住むように旅して」石川・小松駅前商店街は観光客入り込みに期待…前乗りで訪れる人も
いよいよ16日に迫った北陸新幹線の敦賀への延伸、そして石川県内の全線開業。“100年に一度”とも言われるチャンスを逃すまいと、新たな新幹線の停車駅・小松駅周辺は期待が高まっています。 【写真を見る】“第2の開業”前夜「住むように旅して」石川・小松駅前商店街は観光客入り込みに期待…前乗りで訪れる人も MRO兵藤遥陽アナウンサー 「あす北陸新幹線の小松駅が開業しますが、きょうは前日にもかかわらず駅はいつもより多くの人で賑わっています。早くも歓迎ムードです!」 「日本人以外も、海外の人とかももっと来やすい場所になったら良いなと思う」(能美市に住む女性) 埼玉県から小松市に来た男性も…お目当ては? 「北陸新幹線、これ以外ないですよね。ブルーインパルスもあるし小松基地もあるしで、撮影にしに来た。開業前に来ないと(新幹線が)入ってくるのが見られないじゃないですか、乗ってきてしまうとまずいので。あした、どうにか小松駅とかがやきができれば撮れれば…」(埼玉県から来た男性) 15日で石川県内を走るのは最後…特急サンダーバードを見にきた家族の姿もありました。 「やっぱりたくさん人も来られると思うし、町にとっては良いことやと思っとる」 (サンダーバードを見物に来た男性) 小松駅前の商店街・北國とおり町は、通りを無電柱化しました。およそ500メートルの道路を歩行者天国にし、ワークショップブースやスタンプラリーを楽しめる催し「北國とおり町マーケット」を16日開催します。 滝本茣蓙店 辻奈穂子 店長 「昔は城下町として栄えたエリアなので…同じことにはならないけど、少しでも活気のある町になってもらえればと思う」 にぎわい協議会のメンバー、辻奈穂子さんは住む人そのものがこの町の魅力だと話します。 滝本茣蓙店 辻奈穂子 店長 「“住むように旅してほしい”という思いの、熱い店主が魅力かと思う。個性の強い店主たちとお話ししながら、たくさん楽しいお店があるので回遊してもらいたい」 辻さんは、都会の喧騒から少し離れたいときにふらっと小松に来てもらい、余暇を楽しみながらテレワークで仕事をする“ワーケーション”を利用する人の入り込みにも期待を寄せていました。 年に1度、5月の祭りの時期だけ展示されてきた曳山も、16日の北國とおり町マーケットでは特別に登場します。まさにお祭りムードで観光客を迎える準備が整いました。
北陸放送