覚えてる?2000年代を象徴する海外セレブの炎上スキャンダル5選
ブリトニー・スピアーズの丸刈り事件(2007)
2007年2月、元夫ケヴィン・フェダーライン(写真左)と親権争いをしていた頃、ブリトニーはカリフォルニア州ターザナのヘアサロンを訪れ、頭を剃ってほしいと注文。 店の周りで待機するパパラッチは、断られたブリトニーが近くに置かれた電動シェーバーを手に取り、自ら頭を剃り始めた様子を撮影。彼女がその出来事についてあまり多くを語らなかったため、「精神的に参っている」「親権争いで不利にならないよう、毛髪による薬物検査を回避するためだ」などと、さまざまな憶測が飛び交った。 このサロンの一件で、メディアはさらに彼女の私生活を追いかけるようになり、彼女の父ジェイミーはこれを機に成年後見人制度の適用を申請。その後、ブリトニーは2021年11月までの約13年間、生活のすべてを父に管理されるという日々を送ることになった。
トム・クルーズとサイエントロジー(2008)
2008年、オンラインメディア『ゴーカー』にトムが新興宗教「サイエントロジー」の活動の一環として、2004年に出演した9分半の映像が投稿され、瞬く間に拡散された。 トムは1980年代にサイエントロジーに入信して以来、多額の寄付を行っており、団体の事実上の顔としての役割を果たしていた。サイエントロジーについてさまざまな見方があるなか、トムの影響力は大きく、この映像もまた団体への信頼を高める効果があったとの声も。近年は、トムが団体から距離を置いているとのウワサもあるが……?
フィル・スペクターの有罪判決(2009)
ビートルズやティナ・ターナー、レナード・コーエンら人気アーティストなどを手掛け、多大な影響力を持っていた音楽プロデューサーのフィルは、俳優のラナ・クラークソン殺害の罪で裁判にかけられ、2009年に有罪判決を受けた。 事件が起きたのは2003年2月3日。カリフォルニア州アルハンブラにあるフィルの自宅で、ラナが銃で撃たれて亡くなっているのが発見され、ほどなくしてフィルが殺人容疑で逮捕・起訴された。 2007年3月に始まった裁判でフィルは無罪を主張するも、彼の評判の悪さと事件の卑劣さも相まって、メディアの追及は止まらなかった。2007年9月、陪審員たちは全員一致の決定を下すことができず無効審理となったが、2009年に行われた再審では第2級殺人罪で有罪となり、ラナの遺族への賠償金支払いと、禁錮19年から終身刑という判決を受けた。 フィルは服役中の2021年1月16日に死去している。