最大13点差をひっくり返し、土浦日本大が3回戦進出

土浦日本大#8檜山凛々華

12月24日、「SoftBank ウインターカップ2023 令和5年度 第76回全国高等学校バスケットボール選手権大会」女子2回戦で大阪桐蔭(大阪2)と土浦日本大(茨城2)が対戦。インターハイ16強対決となった試合は大阪桐蔭がNo.5片山朋子の活躍もあって最大13点差を付けたが、4Q中盤から土浦日本大が猛攻。オーバータイムに持ち込むと、先に得点していって84-78で勝利。劇的な逆転勝利を果たした。 【表】ウインターカップ2023女子トーナメント表をチェック 大阪桐蔭がNo.4北條瑚奈がトップから3Pシュートを決めると土浦日本大はNo.16海老原陽がプルアップジャンパーを決め返す。共に激しいディフェンスを展開。確率が上がらない中、No.5片山だけがミドルシュート、レイアップと確実に決め、大阪桐蔭が残り5分で10-6と一歩リードする。土浦日本大はNo.8檜山凛々華がゴール下の密集地帯で決めて連続失点を止めたが、リバウンドで勝る大阪桐蔭はNo.4北條が2本目の3Pシュート、No.5片山(1Q12得点)の連続得点で残り3分を切ったところで2桁リードを作り、22-11で1Qを終えた。 ドリブルでギャップを作りシュートを放っていく土浦日本大はNo.8檜山、No.4岡﨑真依が得点。2Q開始4分半で9-2として5点差まで詰める。苦しい局面となった大阪桐蔭だったが、No.5片山が変わらず安定感を発揮。連続失点止めると1年生No.13舛本碧珠の3Pシュートも飛び出し、36-27としてハーフタイムを迎えた。20分フル出場のNo.5片山はすでに21得点、10リバウンドをマークしている。 3Qは立ち上がりからシュートの打ち合いに。土浦日本大はNo.6川崎明、No.8檜山が決めるが、確率で勝る大阪桐蔭はNo.9唐原璃子、No.13舛本、No.5片山、No.4北條が得点して残り6分半で46-33とする。ここでタイムアウトを取り、間を作った土浦日本大はNo.6川崎、No.9岩坂、No.4岡﨑、No.8檜山凛々華が得点につなげて1桁差に。大阪桐蔭の56-48で3Qを終えた。 大阪桐蔭は4Q開始3分、土浦日本大に得点を許さず。No.6小池織寧の3Pシュート、No.8繁田佳伽のシュートで61-48と点差を広げる。しかし、土浦日本大は集中を保つとクォーター中盤から流れがやって来る。No.8檜山の連続得点で差を詰めると残り1分48秒にNo.4岡﨑が3Pシュートを決めて67-69に。さらにその30秒後、速攻からNo.4岡﨑が3Pプレーを決めて70-69と逆転に成功する。大阪桐蔭は残り14.4秒、ディフェンス・リバウンドを拾ったNo.5片山がこちらも3Pプレー。残り11.3秒で72-70としたが、土浦日本大はゴール下でオープンとなったNo.8檜山が残り0.4秒、難しいリバースレイアップを見事決めて72-72でオーバータイムに突入した。 オーバータイム、土浦日本大はまずNo.4岡﨑のフリースロー1本、No.6川崎のミドルシュートなどで5点のリードを作る。大阪桐蔭はNo.5片山、No.14西村のシュートで1ポゼッション差を保つが、土浦日本大はNo.16海老原の3Pシュートでリードを広げる。大阪桐蔭はNo.5片山がフリースローを2本決めて望みをつなげたが、逆転はならず。土浦日本大は最大13点差を付けられたところから逆転。オーバータイムの末に84-78で劇的勝利を果たした。 土浦日本大はNo.4岡﨑が35得点でチームトップ(内19点は後半にマーク)。No.8檜山が21得点11リバウンド、No.16海老原が16得点をマーク。大阪桐蔭はNo.5片山が38得点16リバウンド、No.9唐原が10得点を記録している。 -------------------------------------------------------------------------------------------------------------------- 「SoftBank ウインターカップ2023 令和5年度 第76回全国高等学校バスケットボール選手権大会」 （略称：SoftBank ウインターカップ2023 / ソフトバンク ウインターカップ2023） ■開催期日：2023年12月23日(土)～29日(金) ■会場：東京体育館（A,B,C,D,Mコート / 東京都渋谷区千駄ケ谷1-17-1※メイン会場）、武蔵野の森総合スポーツプラザ（E,F,G,Hコート / 東京都調布市西町290-11※サブ会場12月23日のみ） ■出場校：男女各60チーム（計120チーム）