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銀座の"一等地"に工場構える歯科技工所が狙う次の市場

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会社四季報オンライン

阿曽敏正（あそ・としまさ）／1960年7月25日生まれ。1980年4月日本歯科大学付属歯科技工士学校助手、1982年4月歯科技工所ASO DENTAL開業、1988年5月株式会社アソ.デンタル（現当社）を設立し代表取締役社長就任（現任）（撮影：今井康一）

2022年12月23日、東京証券取引所スタンダード市場にアソインターナショナル（9340）が上場した。同社は、入れ歯や差し歯の技工物が多数派を占める歯科技工物の業界にあって、矯正専門技工物のパイオニアとして歩みを続けている。デジタルスキャナーや3Dプリンターなどのデジタル機器を導入して規模拡大を進め、日本国内では圧倒的なシェアを誇る。創業当初から当社を率いている阿曽敏正社長に、ビジネスモデルと成長戦略を聞いた。

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写真：4枚
  • 透明なプラスチックでできたマウスピースを装着し、歯列矯正を行う。このマウスピースも患者の3Dデータを活用して作成する。（写真：アソインターナショナル）
  • 銀座2丁目にある技工所では、歯科医から送信されたデジタルデータを使って患者に合った歯列矯正技工物をデザイン、加工している。（写真：アソインターナショナル）
  • アソインターナショナルは昭和通りにほど近い銀座2丁目のビルに、矯正技工物専門の本社技工所を構える。各種3Dプリンターやワイヤーベンディングマシンなど最新機器を取り揃え、国内外から訪れる矯正歯科関係者に見学してもらう。「一時期、同じ中央区内だが八丁堀に移転したことがある。だが訪問者が大きく減ったので銀座に戻ってきた」と語る阿曽敏正社長（撮影：今井康一）

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広瀬 泰之