池松壮亮、共演者の本心は分からない！？「やっぱり優れた俳優さんは…」

俳優の池松壮亮（34）、妻夫木聡（43）、水上恒司（25）、女優の三吉彩花（28）、田中裕子（69）が10日、都内で行われた、映画「本心」（石井裕也監督、11月8日公開）の完成披露舞台挨拶に出席した。 【画像】池松壮亮、共演者の本心は分からない!?「やっぱり優れた俳優さんは…」 原作は平野啓一郎氏の同名長編小説。今と地続きにある近い将来を舞台に、“自由死”を望んだ母の“本心”を知ろうとした青年が、進化した時代に迷う姿を描く。 主演を務めた池松は同作について、「堅苦しい、難しい映画ではないと思っている。今、私たちの周りにある世界の共通トピックが入った、未来の迷子の青年と登場人物たちが、いかにして生きるかの作品となっています」と紹介した。 「三好彩花」役という同名の役柄を演じた三吉は、「なかなか生涯でこんな運命的な出会いは無いに近いだろうなと、すごくご縁を感じました」と話し、「ちょうど去年の夏ごろに撮影が行われていたんですが、自分自身もちょうど本心は何だったか、何が楽しくてしんどいのか、さまよっていた時なので、女優というキャリアもそうですし、自分自身の人生においても今必要な映画だと素直に感じられた作品でした」と伝えた。 また、撮影を振り返り、“本心”が分からなかった出演者について聞かれた池松は、「みんな分からなかったですね～」と苦笑い。「やっぱり優れた俳優さんの本心は見えないと思う」と話し、「三吉さんもプロフェッショナルで、ちょっと何考えているのか分からない。水上くんもピエロに見えてくるのに、芯はものすごくちゃんとしていてブレない。けれど、人の話を聞いていないんだよね～」とぶっちゃけ。水上は「僕が一番、自分の事分かってないかも」と語っていた。