「スローボールとは言わないんですよ」元ソフトバンクホークス川﨑宗則選手 大谷グローブで”キャッチボール”を語る
RKB毎日放送
前人未到の記録を更新している米大リーグの大谷翔平選手。 全国の小学校に寄贈したグローブは様々な形で使われています。 【写真を見る】「キャッチボール」で交流 大谷グローブを使って子供たちと触れ合う 福岡市内の小学校では、子供たちと元ソフトバンクホークスでメジャーでも活躍した選手が「キャッチボール」で交流しました。 ■船で向かったのは・・・島の小学校 元ソフトバンクホークスで、メジャーでも活躍した川崎宗則選手。 船に乗り込み福岡市の能古島に向かいました。 川崎宗則選手「能古島へゴー!」 目的は大谷翔平選手が全国の小学校に寄贈された大谷グローブを使って子供たちと触れ合うこと。 能古小学校の児童114人と一緒に、まずは準備運動。 能古小学校では今年1月に大谷グローブが届いたということですがこれまで大切に保管していて、子供たちが使う機会はあまりなかったといいます。 ■大谷グローブでキャッチボール 川崎宗則選手は早速、大谷グローブを使ってキャッチボールを始めました。その真髄を伝えます。 川崎宗則選手「キャッチボールと言うのは何でしょう?キャッチと?」 子供たち「ボール」 川崎宗則選手「なんでスローボールと言わないんだろう?投げるのは英語で何と言う?」 子供たち「スロー」 川崎宗則選手「スローボールと言わないんですよ。キャッチボールと言うんですよ。キャッチするのが重要ということ。ボールは投げるのはどこに行くか分からないんですよ。でもキャッチする人がどこでもキャッチする気持ちというのが大事。キャッチする人が非常に重要です。皆さんの言葉でもそうですね。自分の発言するよりも話を聞く、キャッチするほうが大事ということですね。」 ■「球が速くてすごかった」 能古小学校6年永田湊斗さん「貴重な体験だから嬉しい」 能古小学校6年小野瞬李さん「球が速くてすごかったし、ずっと『チェスト!』と言ってたのが面白かったです」 ■子供たちに伝えたかったこと 川崎宗則選手がこのキャッチボールを通じて、子供たちに伝えたかったこととは… 川崎宗則選手「大谷選手は全国の小学校にグローブをプレゼントしました。グローブを持ったからキャッチボールができるということで、野球をするというよりもボールと触れたり、グローブをつけて野球という文化に触れて欲しいということだと思います。キャッチボールの大切さは、どっちが大切でした?」
子供たち「キャッチするほう!」 川崎宗則選手「そう。キャッチするほうが大事なので思いやりのある優しい人になってほしいという思いが大谷選手にあると思います。いろいろな授業でも、友達との会話でも、お父さんとお母さんの会話でも、キャッチボールはできますので、そういう意味を込めての大谷選手のグローブだと思います」
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