岡本信彦、『鬼滅の刃』幼少期の玄弥も演じ「命を削った」 初の舞台あいさつで秘話
声優の花江夏樹、鬼頭明里、下野紘、松岡禎丞、岡本信彦が2日、都内で行われた劇場作品『ワールドツアー上映「鬼滅の刃」絆の奇跡、そして柱稽古へ』の初日舞台あいさつに参加した。 【動画】花江夏樹、自由すぎる炭治郎らキャラクターたちにタジタジ!?岡本信彦も思わずボヤキ「玄弥も混ざれよ…」 竈門炭治郎役を花江、竈門禰豆子役を鬼頭、我妻善逸役を下野、嘴平伊之助役を松岡、不死川玄弥役を岡本が演じる。岡本は『鬼滅の刃』の舞台あいさつに初登場だった。「こうやって皆さんとしゃべるのも楽しかったです。やっぱり鬼滅の刃のファンの方々は、やっぱりエネルギッシュだなって毎回思っております」としみじみと口にした。 玄弥というキャラクターについての質問が。「最初に出てきた時の印象だと、皆さんからしたらちょっと嫌なヤツっていう印象だと思うんです。それがバックボーンを描かれていくうちに、一生懸命だっただけ、必死だったから、ちょっと怒っちゃうというか…」と説明した。「本当に一生懸命な子で、結果を鬼喰いというところに着目して、自分の身を削りながら頑張ってるような子。実はかわいい子なんだよって。最後、炭治郎と禰豆子を見てニコって笑うんですけど、あれが幼少期の笑顔とほぼ一緒っていうのは、またとてもかわいらしいところ」と魅力を力説した そんな玄弥を演じるのも命懸けだったそう。「幼少期は本来だったら、女性声優さんをあてがわれるはずなんですけど(台本に)『岡本信彦』って書いてありまして。大丈夫かなみたいな。だから、もう何回も録ったんすよ。『人殺し~』って(笑)。もう本当に僕も必死で命を削りながら、あの当時の玄弥をやらせていただきました。心を燃やしました」と笑いながら語っていた。 ワールドツアー上映は、アニメ第3期「刀鍛冶の里編」から新作「柱稽古編」へとつながるアニメとして上映し、前回のワールドツアー上映の規模を超え国内上映418館から427館に拡大。世界140以上の国と地域で上映する。 内容は、刀鍛冶の里を舞台に、炭治郎と上弦の肆・半天狗との激闘と禰豆子の太陽克服を描いた「刀鍛冶の里編」第十一話の劇場初上映に加えて、来たる鬼舞辻無惨との決戦に向けた柱稽古の開幕を描く「柱稽古編」の第一話を世界初公開する。 『鬼滅の刃』は、2016年2月から20年5月まで『週刊少年ジャンプ』で連載していた同名漫画が原作で、コミックス累計1億5000万部を突破する人気作。 大正時代の人喰い鬼の棲む世界が舞台で、家族を鬼に殺された少年・竈門炭治郎が、鬼になった妹の禰豆子を人間に戻すため、家族を殺した鬼を討つために<鬼殺隊>へ入隊し、旅に出る物語。 2019年4月から9月にかけてテレビアニメ第1期が放送され、人気に火が付き社会現象化。アニメの最終話からつながる映画『劇場版「鬼滅の刃」無限列車編』が2020年10月に公開され国内の興行収入400億円を突破する大ヒットとなり、2021年12月から映画の続きを描くテレビアニメ第2期「遊郭編」が放送。そして、第2期の続き第3期「刀鍛冶の里編」が2023年4月から放送された。 制作が決まっている新作テレビアニメ『鬼滅の刃 柱稽古編』は、原作コミックス15~16巻にかけてのエピソードで、炭治郎たちがさらに強くなるため、鬼殺隊の最高位の剣士・柱たちから稽古を受けるストーリーが展開される。