「画像生成AIビジネス」のえげつないやり口…TikTokを賑わせている「大仏占い」原価ゼロで荒稼ぎするカラクリ
AIの進化によって生まれた「画像生成AI」は日進月歩で発展している。広告、エンターテインメント、製品設計など多くの分野で利益を生み出し、中国では画像生成AIの進化によって、イラストレーターの求人が減少し、失業率が上昇しているという現象も起きているという。 数多くの「スモールビジネス」を展開し、平均月商1000万円前後を叩き出す凄腕実業家の「みるぼん」さんに、AI画像を使って儲けるためのビジネスアイデアを語っていただいた。みんかぶプレミアム特集「至上のアート」第三回。
生成AI画像を使った人気SNSアカウントが激増している
最近、生成AIで作った画像を使って人気を獲得していくSNSアカウントの事例が本当に多いです。もちろん、画像生成AIを使ったところで、「いかにバズらせるか」という発想力がないと、お金は稼げません。とはいえ、ただひとつでも拡散される切り口ができれば、他のアカウントで横展開していけるので、兎にも角にも切り口勝負なのかなと思います。 今後、自分のAI画像を使った展望としては、まだ具体的に何を作るのかっていうのは固まってはいないんですけど、SaaSであるとか、「世のためになる」サービスができればとは思っています。いまはあまりにも欲望をお金にするというコンテンツが増えてきたのもあるので……。 今までデザインを作るにも、デザイナーがやっていたことが、AIで代替できる時代になってきました。ただ、生成されたものを、そのまま納品したところで、価値は生まれません。あくまで、「効率化」としてAI画像を使っていくことが重要で、物販の撮影の部分だったりとか、動画を作っていく工程としてAI画像を使ったりとか、人のクリエイティブが入ってこそ、この画期的な仕組みに価値が生まれていくのだと思います。
再現性の高いマネタイズ方法は大きく分けて3つ
AI画像を使ってマネタイズをする手法は、すでにかなりありますが、特に再現性が高い方法は、大きく分けて三つあるかなと思っています。まず最初は「物販」。2つ目は、「クリエイティブから動画を作っていく」パターン。3つ目には、AI画像という範疇は超えてしまいますが、「ディープフェイク」の分野ですね。 順番に説明していきましょう。まず物販の意味ですが、最近よくあるのが、例えばある商品を作ったとします。それをネットで売るためには、プロのカメラマンに頼んで、ちゃんとした場所で、一眼レフカメラで撮影していく……というのが主流でした。 ただ、AI画像生成のツールを使えば、適当に撮った素材写真を投げるだけで、自動的に背景を切り抜いたり、ゴージャスなテーブルの上に置いてくれたり、別の背景にしてくれます。光の加減も、まるで高いカメラで撮ったかのようで、ECを気軽にはじめやすくなりました。
TikTokを賑わせている「大仏占い」…原価ゼロで荒稼ぎするカラクリ
動画に関してもいろいろあるんですが、いまホットなのは、TikTokを使ったコンテンツです。テーマでは「占い」が人気で、有名なところでいうと「恋愛大仏」というアカウント(212万フォロワー ※4月17日現在)です。簡単に言うと、AIで生成した大仏を使って口を動かして占いに関することをひたすら発信していくという内容です。 音声自体もAIで言わせているので、すべてAI側で作っている事例ですね。興味を持った人が、プロフィールに貼られているアフィリエイトリンクをクリックして、そこから収益に繋がっていく……という形ですね。原価ゼロでできるビジネスです。
みるぼん@スモビジ
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