メーガン妃、インビクタスのイベントでカナダを訪問「奥方さまと呼んで」とスタッフに指示
現地時間2月14日(水)からカナダのバンクーバーを訪れているヘンリー王子とメーガン妃。2025年にバンクーバーとウィスラーで開催されるインビクタスまで1年を切ったことを祝うカウントダウンイベント「One Year to Go」に3日間にわたって出席する。 【写真】メーガン妃がインビクタス・ゲームズで見せたベストファッション集
王子と妃は手を繋いでウィスラーのトレーニングキャンプに登場、アダプティブスキーの選手たちと対面した。王子がアダプティブスキーに挑戦するシーンもあった。
雑誌『ハロー!』のレポーターによると、スマホを持参していなかった妃は近くにいたスタッフに借りてスキーをする王子の姿を撮影。「子どもたちに見せる」と話していたという。また一般のスキー客が2人を見てびっくりするシーンも。ある男の子は「お父さん、ハリーとメーガンだよ!」と声を上げていたという。雑誌『ピープル』が報じている。
でももしこれを王子と妃が聞いたらむっとする可能性も。カナダの元軍人でインビクタスのCEOに就任したスコット・ムーアは新聞「デイリーメール」に「2人がここに到着したときどのように呼び掛ければいいのか、事前に確認しておいた。シンプルに“サー”と“マーム(奥方さま)”でいいと言われた」。
ロイヤルファミリーであればまず「Your Royal Highness(殿下、妃殿下)」と呼ぶのがマナー。2回目からは「サー」と「マーム」でよいと言われている。しかし王子と妃の場合、殿下の敬称は王室を離脱したときに使えなくなっているので「サー」と「マーム」になるのは当然といえば当然。
とはいえ、この指示はイギリスマスコミやインビクタス関係者にとって驚きだったよう。王子と妃はこれまでずっとフレンドリーなところをアピールしてきた。例えば王子は2020年にエコツーリズムを推進する「トラバリスト」の会議でエジンバラを訪問した際、主催者に「ハリーと呼んでほしい」とリクエストしていたと報じられている。主催者は参加者たちに「王子は私たちにただハリーと呼ぶように、と言っています」と伝えていた。
ちなみに新聞「ロンドンタイムズ」の報道によると最近王子と妃は子どもたち-アーチー王子とリリベット王女-の姓をこれまでの「マウントバッテン=ウィンザー」から「サセックス」に変えると決めたという。王子と妃の関係者は「家族として1つになったことを象徴するもの。誇らしい瞬間だ」と同紙に話している。新しいウェブサイト「Sussex.com」に紋章やロイヤルサイファを使って物議を醸している王子と妃。姓を巡る今回の決断も波紋を呼びそう。