「まるで老人」「もう引退」とダンスを酷評されたマドンナ、またもやライブ中の演出で炎上してしまう
<デビュー40周年記念「セレブレーション・ツアー」が好調のマドンナだが、ゲストに呼んだコメディアンをめぐって批判を受けている>
ポップミュージックの女王マドンナは、論争には慣れっこだ。ここ2年ほどは容姿が激変したことに対する「整形疑惑」や「奇行」などで世間を賑わせ、最近ではライブ中のダンスが「まるで老人」だと攻撃された。そして現在は、コンサートのサプライズ・ゲストにコメディアンのエイミー・シューマーを呼んだことで、オンラインで非難されている。 ■【動画】「もう引退しては」「恥ずかしい」の声も...マドンナ、ツアーで見せたダンスに「まるで老人」の声 65歳のマドンナは、「セレブレーション・ツアー」の真っただ中にある。シンガーソングライターとしてのデビュー40周年を記念した、自身12回目のツアーだ。ヨーロッパと北米にまたがる79日間のツアーは、2023年6月に始まる予定だったが、マドンナが「深刻な細菌感染」で入院したため、10月まで延期された。 マドンナは2024年1月23日夜、米ニューヨークにあるマディソン・スクエア・ガーデンのステージに現れた(2023年12月にニューヨークのブルックリンで行われた公演では、2時間以上も遅れてステージに登場していた)。 マドンナは今回のツアーで、セレブリティーのゲストを、その夜の「ダンスホールの女王」としてステージに招いている。マドンナはゲストとともに、周りでパフォーマンスするダンサーたちに点数を付ける。過去には、デザイナーのドナテラ・ヴェルサーチェ、モデルのジュリア・フォックスなどが招待されてきた。 ■ガザ紛争に対する姿勢をめぐり炎上中のゲストが登場 マドンナは「ヴォーグ」のパフォーマンス中、ダンサーの審査を手伝ってもらうため、シューマーをステージに呼んだのだが、これがオンラインで批判を集めている。シューマーは最近、さまざまな論争を巻き起こしているためだ。ガザ地区におけるイスラエルの軍事作戦を巡っては、オンラインでたびたびイスラエルへの支持を表明して炎上している。 エンタメ関連の情報を発信するX(旧ツイッター)アカウント、ポップ・ベースは、「マドンナが、マディソン・スクエア・ガーデンでのセレブレーション・ツアーで、スペシャルゲストとしてエイミー・シューマーを招く」と投稿。26日現在、ポップ・ベースの動画は1900万回近く視聴されている。 コメント欄には、「高額なチケットを買い、2時間も待たされ、マドンナが遅れて登場し、スペシャルゲストがエイミー・シューマー。私だったら怒る」「なぜマドンナは、エイミー・シューマーを連れてきたのだろう。彼女は皆のことを嫌っている」といった声が寄せられた。 さらには、「マドンナがエイミー・シューマーを連れてきた。23日夜、ニューヨークでスケジュールが空いている人がほかにいなかったのだろうか?」「もし私がマドンナのコンサートに行って、エイミー・シューマーが現れたら、一部払い戻しを求めるだろう」「マドンナがしてきたことの中でも最悪だ」などの批判コメントも殺到している。 しかし、すべての人が否定的な反応を示しているわけではなく、一部のXユーザーはマドンナへの愛を語っている。「生きる伝説」「女王」「彼女は真のロックスター。大好き」「何という素晴らしい女性だ。愛してるよ。マドンナ」といった称賛の声もあった。 ■「手すりを握る老人」のようなダンス動画が話題に マドンナのセレブレーション・ツアーは、さまざまな理由で話題をさらっている。評論家からもファンからも絶賛されているにもかかわらず、ステージに立つマドンナの映像を、悪意あるかたちで切り抜いた動画も拡散された。 公演では、1998年のヒット曲「レイ・オブ・ライト」のパフォーマンス中、ガラスの箱がステージを一周し、光り輝くボディースーツに身を包み、未来的なサングラスをかけたマドンナが、動く箱の中で、ポールを支えに踊った。 ところがこの箱の映っていない映像が切り抜かれ、マドンナが背後のポールを握って踊る場面だけが拡散されたため、マドンナを「手すりを握る老人だ」とあざ笑うコメントがSNSに溢れることになった。 (翻訳:ガリレオ)