オランダのウィレム=アレクサンダー国王、自分で飛行機を操縦してアメリカへ
オランダの君主、ウィレム=アレクサンダー国王が先週末からマキシマ王妃と共に公務でアメリカを訪れている。なんと自分で飛行機を操縦していたことが明らかになった。 【写真】洗練の色使い!オランダ・マキシマ王妃のドーパミン・ドレッシング見本帳
国王は現地時間6月9日(日)に政府専用機でアメリカへ。アトランタの空港に到着したとき、コックピットに国王がいるところをカメラがキャッチした。全行程ではないにせよ、国王がフライト中の一部でパイロットを務めていたと見られている。
国王は即位する前にオランダ海軍に所属していたが「空を飛ぶことに非常に興味を抱いていた」そう。そのため長い年月をかけていくつかパイロット免許を取得。軍用機と航空輸送機の操縦免許も持っているそう。また最新の飛行技術について学ぶためにKLMオランダ航空の子会社KLMシティホッパーのゲストパイロットとして今も時々操縦していると王室のプロフィールが紹介している。
ちなみに国王は操縦しているとき、機内アナウンスも自分で担当するそう。でも気が付かれることはほとんどないとか。国王曰く「ほとんどの人はアナウンスを聞いていないから」。
チャールズ国王やウィリアム皇太子、ヘンリー王子など飛行機の操縦を得意とするロイヤルはたくさんいるけれど、公務のときに自分で操縦する君主は非常にレア。本人が望んだとしても王室が安全上の理由から許さないと見られている。ちなみに国王夫妻は今回の訪問でサヴァンナ州立大学に立ち寄った。学生たちからバンドの演奏で歓迎された国王夫妻は学生たちと一緒にダンスをエンジョイ、お茶目なところを見せていた。今回の外遊では国王夫妻とオランダ王室のおおらかな魅力が改めて披露されたといえそう。