“母の子”マザコン・キッドがインターンデビュー前にプロのリングで躍動!
9日、東京都・新宿FACEにてPPPTOKYOが『The New Year Glory ―栄光の遊宴―』を開催。学生プロレスラーの“母の子”マザコンキッドとラブドールJr.が提供試合を行った。 学生プロレス(以下学プロ)とは、大学生・短大生・専門学生などがサークル活動・部活動といった形を取って行うプロレス活動の1つ。学園祭内でのプロレス大会の実施が活動の中心となっているが、近年ではプロが使用する会場で自主興行を行うことも多い。 かつてジャイアント馬場さんから教えを受けたMEN'Sテイオーが古巣のUWF(学プロ団体)へ指導ノウハウを持ち込んだことから技術が体系化。その技術は今日に至るまで先輩から後輩へと口伝で受け継がれており、年々そのレベルは向上中。 卒業後にはアマチュアプロレス団体で選手を続けるための環境も充実している他、プロテストを受けて正式にプロレスラーとなる例も珍しくない。また、全国各地のローカルインディープロレス団体などでも学プロ出身者が指導に携わっていることが多く、“学生プロレス”という文化はプロレス界の裾野を広げている立役者と言っても過言でない。 そんな中、今月3日には一橋大学世界プロレスリング同盟(HWWA)の“母の子”マザコン・キッドこと鈴木翼がDDT初のインターンレスラーとして3月17日の旗揚げ27周年記念興行でプロデビューすることが発表。 卒業まではDDTの大会に継続的に出場し、後に本人・団体間で協議の上で卒業後の進路を正式に決定するとのことだ。 この日は、インターンレスラーの先駆けである軍団ひとりが所属していたユニオンプロレスOBかつ学プロOBの三富兜翔が率いるPPPTOKYOにてマザコン・キッドvsラブドールJr.(UWF関東学生プロレス連盟)のシングルマッチが提供試合として実施。 試合が始まると、スピードで勝るマザコンに対してパワーで勝るラブドがショルダータックルでなぎ倒し「マザコンどうした?そんなんじゃインターン落ちちゃうぞ?」と挑発的に顔面を踏みつける。 ラブドはラリアットを狙うが、マザコンがキャッチして旋回式ブルーサンダーからコーナーに振っておっぴろげアタック。さらに追撃を狙うも、ラブドはカウンターのラリアットを叩き込み、倒れたマザコンをぶっこ抜いてブレーンバスターで叩きつける圧巻のパワーを見せる。 エルボーの打ち合いからマザコンがドロップキックをクリーンヒットさせるも、ラブドが即座に起きてジャーマン・スープレックス・ホールド。さらにラリアットを狙うも、マザコンがスパニッシュフライで切り返し、スプラッシュマウンテン。さらにひらりとコーナートップに駆け上がってフロッグ・スプラッシュを決めて3カウントを奪った。
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