「北斎」で挑むパリ切符 新体操
新体操のアジア選手権(5月2~4日、タシケント)でパリ五輪出場枠獲得に挑む日本代表が25日、東京都内で行われた壮行会で演技を披露した。 同選手権で与えられるのは団体、個人ともに1枠のみ。事実上最後の機会となる。主将の鈴木歩佳(ミキハウス)は「ちょっとのチャンスでも絶対に諦めずにつかみ取りたい」と決意を語った。 団体フープは今年から「ソーラン節」の曲を使って和風をアピールし、新調した衣装には浮世絵師・葛飾北斎の「富嶽三十六景 神奈川沖浪裏」のデザインを取り入れた。鈴木は「私たちにしかできない演技だと思う。自信を持って見せ切りたい」。個人の喜田未来乃(エンジェルRG・カガワ日中)は、「弱気にならず立ち向かっていけたら」と話した。