久保建英は“野戦病院化”するレアル・ソシエダを救えるか? 出場濃厚の古巣マジョルカ戦での爆発に期待
ジローナ戦では勝ち点1を分け合う
3日、レアル・ソシエダはアウェイで今シーズン躍進中のジローナと対戦。0-0のスコアレスドローに終わった。 イマノル・アルグアシル監督は好調のチーム相手に勝ち点1を分け合ったことには一定の満足感を示した。スペイン紙『MARCA』が伝えている。 「後半、我々は相手を圧倒し、勝利に値することができたと思う。長い時間ジローナからボールを支配できた数少ないチームの一つであったことに満足しているが、勝ちたかった」 すでに怪我人が続出している苦しいチーム事情だが、この試合でまたも負傷者が出てしまった。試合後、イマノル監督は新たな怪我人とアジアカップを戦った日本代表MF久保建英についてもコメントした。 「今日の怪我が深刻でないことを祈りたい。(シュラルド・)ベッカーは筋肉を引っ張ってしまったようだし、アルバロ(・オドリオソラ)の状態は悪そうだ。幸い、タケとハマリ(・トラオレ)は戻ってくるし、うまくいけば(国王杯の)マジョルカ戦には間に合うだろう」 ソシエダは6日に国王杯準決勝ファーストレグ、久保の古巣でもあるマジョルカとの試合に挑む。アジアカップは失意のベスト8、久保建英自身も不完全燃焼に終わった。しかし、これまでチームの主力として、ソシエダをけん引してきた久保に下を向いている時間はない。国王杯、週末のリーグ戦のあとには、パリ・サンジェルマンとのチャンピオンズリーグと欧州の戦いも控えている。重要な試合が続くなか、22歳の日本代表にかかる期待はますます大きくなっていく。
構成/ザ・ワールド編集部