【動画】岸和田だんじり祭2014年、宵宮始まりの時。「泉州伊勢音頭」で士気を高める沼町/大阪
秋の岸和田の街をだんじりが駆け抜ける「岸和田だんじり祭」。その始まりの瞬間はどんな形で行われるのか。各町にはそれぞれ儀式があるらしく、同市沼町では、詰め所からだんじりへ向かう途中に「泉州伊勢音頭」を歌うという。その様子をのぞいてみた。
「泉州伊勢音頭」を歌いながらしっかりと歩く
まだ、月が明るい13日午前4時ごろ。岸和田市沼町の沼町会館には、だんじり関係者が大勢詰め掛けていた。沼町若頭責任者の森川直彦さん(45)が「この1年間やってきたこと、悔いの残らんようにやってください。ほないこっ」と気合いを入れ、だんじりのある場所へと向かう。 その道中に全員で「泉州伊勢音頭」を歌いながらしっかりと歩く沼町の人たち。「これを歌うことによって、気合い入るし、士気が高まるねん」と沼町の関係者。「沼町繁盛とヨーイソーリャー舞もうたよー」といった歌が響きわたると、沿道で待っていた町の人たちも一緒に手拍子するなどし、盛り上がりをみせていた。
祭りの終わりにはだんじり小屋で相撲も? ほかの町でも特色を出した儀式あり
沼町では、同祭が終わる時に、だんじり小屋の前で相撲を取る儀式もあるという。 ほかの町でも、宮本町が岸和田駅前通商店街を駆け抜ける「スーパーダッシュ」などが知られるなど、同祭では各町の特色が現れた儀式も注目のひとつだ。