古里への貢献誓う 富山県氷見市で2ヵ月半遅れの「二十歳のつどい」
能登半島地震の影響で約2カ月半遅れの開催となった富山県氷見市の「二十歳のつどい」は24日、市芸術文化館で行われ、出席した347人が復旧・復興への取り組みが進められている古里への貢献や成長を誓った。 地震の犠牲者に黙とうをささげ、林正之市長が式辞を述べた。二十歳の誓いで、大学進学を機に上京した角美咲さん(20)は「家族のありがたみや友人の大切さ、氷見の温かさを実感した。誰かの支えになり、温かさを分けられるよう精進したい」、氷見で働く安井涼介さん(20)は被災者の一日も早い生活再建を願い「人とのつながりや、何事にも恐れず挑戦することを大切にしたい」とそれぞれ決意を述べた。 出席者は友人と再会を喜び、笑顔で記念写真に納まった。古里を思う声が多く聞かれ、看護師を志す専門学校2年の久末麻衣さん(20)は「地震で大変な思いをしている人の役に立ちたい」、横浜市に住む大学2年の笹村凪義多さん(20)は「卒業後は氷見に戻り、盛り上げたい」と話した。