一時、1ドル=160円台と34年ぶりの円安水準となった外国為替市場。 この影響はGWの旅行者にも影響が出ています。 【写真で見る】1ドル160円台　GWの旅行者にも影響が ■旅行先は「円安の影響を受けないアジアに」 29日午後、福岡空港・国際線ターミナル。 ハワイへ向かう人「ハワイへ旅行に行きます。円安がすごすぎて何も買えないです。現地で買わなくていいようにいっぱい米とか持って行っています。海で泳ぎたら良いな」 「プールのスライダーが楽しみです。パンケーキを食べることが楽しみです。」「1年前に計画したけど、そのころより円安は進んで当初の予算より10～20万円は超えました。レストランは行きたいところを厳選して、あとはスーパーで買って部屋で食べるとか使い分けをしようと思っています。」Q予算はどのくらいですか?「ざっくり5人で150万円ぐらいだと思います。ここまできたらどうでもいいと思います。」 ■行き先を変えた人も フィリピンへ向かう人「フィリピンのセグ島に行きます。本当はヨーロッパに行きたかったんですけど、円安の影響を受けないアジア圏内でということで」 ■海外の観光客「日本は安い」 一方、人気の観光地・太宰府市を訪れている海外からの観光客はー。 フランス人観光客「食べ物で言うとフランスと比べて日本はとても安いです。1回の食事で日本では1000円から2000円で済みますけど、フランスでは3000円から5000円かかるので、とても高い」 イタリア人観光客「日本で任天堂のビデオゲームを買いたいと思っています。他にも伝統的なものや食べ物を楽しみたいです。任天堂のビデオゲームはイタリアで買うより日本で買う方が安いです。任天堂のゲームはイタリアでは60ユーロですが、日本では40ユーロくらいで買えます。」 参道のお店では、円安の効果で売り上げが上がっていると話します。 松嶋屋　徳永喬一店主「アジアからの客が多いですが、最近はヨーロッパや欧米の人も多いですね。たくさん買ってくれる人もいて、1万円を超える買い物客もいるので非常にありがたいです。」

■GW予算にも円安の影響 GW期間中に使う予算。「インテージ」の調査によると、去年は平均2万7870円で、今年は2万7857円とほぼ同じです。 予算を増やした人、減らした人、どちらの理由にも「円安」が入っています。 予算を増やした理由 1位　外出・人に会う機会増えた 2位　物価高、円安 3位　新型コロナ5類移行 予算を減らした理由 1位　物価高と円安