【NFL】ジェッツが元GMタネンバウムの支援を受けつつGMおよびHCの選考を開始
ニューヨーク・ジェッツがなじみのある人物の助けを借りながら次のジェネラルマネジャー(GM)とヘッドコーチ(HC)を探すことになった。ジェッツが現地25日(月)、2006年から2012年までジェネラルマネジャーを務めていたマイク・タネンバウムと彼が運営する“NFLテクノロジーおよびメディア企業”である『The 33rd Team(ザ・サーティーサード・チーム)』がチームの採用プロセスを支援すると発表した。
ジェッツのオーナーであるウッディ・ジョンソンが採用プロセスを主導し、タネンバウム、ミネソタ・バイキングスの元GMリック・スピールマン、そして『The 33rd Team』が“候補者の特定と審査に加え、面接の調整を支援する”予定だ。
ジェッツは『The 33rd Team』との連携について、「フットボール指導者の雇用における傾向や重要ポイントなど、グループ独自のデータ分析にアクセスできる」ようになると述べている。
タネンバウムは世紀をまたいで16年間ジェッツに在籍し、選手契約担当ディレクターからジェネラルマネジャーへと昇進した。ジェネラルマネジャーとしての7年間では、4度の勝ち越しシーズンと2度のAFC(アメリカン・フットボール・カンファレンス)タイトルゲーム出場を指揮。その後は、マイアミ・ドルフィンズのフットボール運営部門執行副社長を務め、『ESPN』のテレビアナリストとしても活躍している。
NFLのベテラン幹部であるスピールマンは、直近では2012年から2021年までバイキングスのGMを務めていた。
ジェッツは10月に就任4年目のヘッドコーチ(HC)ロバート・サラーを解雇し、先週には3勝8敗の成績でバイウイークを迎えたことを受けてジョー・ダグラスGMも解雇した。現在はジェフ・アルブリッチが暫定HC、フィル・サベージが暫定GMを務めている。
ジェッツで指揮を執ることになる人物は、絶えず変化している組織を引き継ぐことになるだろう。サラーとダグラスの解雇に加え、ジェッツはこの2年間の成績が振るわなかったことを受けて、オフシーズンにクオーターバック(QB)アーロン・ロジャースと決別するかもしれない。また、ジョンソンが2017年と同様にチームを離れ、ドナルド・トランプ次期大統領の政権で役割を担う可能性もある。
ジェッツはシーズン第13週にプレーを再開し、日曜日のアメリカ東部時間13時【日本時間12月2日(火)3時】にシアトル・シーホークスを迎え撃つ予定だ。