【大学ラグビー】4連覇達成の帝京大、2か月前に31点差で敗れた早大にリベンジできたのはなぜか?
17―48を33―15にした。 帝京大ラグビー部は1月13日、4年連続13度目の大学日本一に輝いた。大学選手権決勝で早大を18点差で下した。 【PHOTO】女性ファン必見!イケメン&マッチョのラガーマンを厳選! その約2か月前の関東大学対抗戦Aのゲームにおいて、31点差で敗れた相手にリベンジを果たした。 勝敗を反転させた主因には、スクラムの圧倒がある。 全ての引き金は前半1分の1本目。帝京大陣地の10メートル線付近、メインスタンド側であった。 ここでは攻撃側の早大が最初のぶつかり合いを制したように映るも、不当な角度をつけて組んだと見られた。帝京大がペナルティーキックを得た。約3分後、先制した。 これにて、早大は最初の衝突にいくばくかのマイナーチェンジを強いられた。かたや帝京大は、衝突した後の踏ん張りに分があると踏んでいた。 その目論み通りになったのは後半10分頃の1本だろう。 帝京大陣地の22メートルエリアで、早大ボールを帝京大が堂々と押し返した。その時あった6点リードを守った。帝京大の2年生右プロップである森山飛翔(好突進でスコアもマーク!)は、こう応じた。 「(後列を含めた)8枚のまとまりで勝敗が決まった。僕が評価してもらっていますけど、(実際は)カイサの押しです!」 2列目に入ったカイサ・ダウナカマカマ、本橋拓馬の100キロ超コンビが馬力を発揮し、第2波、第3波を起こしたのが大きかったというのだ。 そしてフィジー出身で森山と同期のダウナカマカマは、防御でも奮闘した。 昨年に日本代表となった早大2年生フルバックの矢崎由高らキーマンへは、ひときわ強烈な一撃を見舞った。 「毎日、練習で、(タックルを)やってきて…よかったかなと」 ダウナカマカマらが披露したタックルの威力、技術は、帝京大の伝統的な長所のひとつ。今季は、夏の終わりから岩出雅之前監督が指導して質を高めていた。 競技の根幹を支えるぶつかり合いに関しては、11月に負けた際も「全然、行ける」との声が帝京大の選手から上がっていた。早大が身体作りを見直して力強さが増したのを認めつつも、前年度までの優位性に大きな変化を感じずにいられたようだ。 スクラムをはじめとした攻防の起点を敗戦時よりも安定させれば、自ずと栄冠に近づくわけだ。
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