大阪移住4カ月の青木源太アナ 今の贅沢は“二度寝”「午前睡をしてる赤ちゃんみたいな生活です」
フリーアナウンサーの青木源太(40)が大阪に移住してから4カ月がたった。フリー転身後、初の帯番組MCを務める関西テレビ系情報番組「旬感LIVE とれたてっ!」(月~金曜、後1・50、全12局ネット)が昨年10月にスタート。西で論客たちに揉まれながら、日テレ時代に培った“黒子力”で生活情報を伝えている。12日にはフジテレビ含む19局に拡大した2時間スペシャルが放送予定。どんな日々を過ごしているのか、新生活に迫った。 【写真】柔らかな笑顔を浮かべる青木源太アナ ◇ ◇ 大阪での生活には慣れたか。率直に聞くと、食い気味に「まだです」と笑った。爽やかでスマートないでたちにウイットに富んだ語り口。イメージ通りの人柄だ。帯番組のMCは、日テレ時代の「バゲット」を2020年9月末に終えて以来。3年ぶりの週5生放送に身を投じ「あっという間ですね。もう4カ月たったのかって感じです」と充実感をにじませた。 レギュラー陣にはハイヒールのリンゴ、メッセンジャーの黒田有ら癖の強いトークのスペシャリストがずらり。論客に突っ込まれ、育ちのよさが見え隠れするやりとりもじわじわと評判を呼んでいる。視聴率も徐々に上昇傾向という。 あえて西に染まろうとはせず「日テレで羽鳥(慎一アナ)さんたちに育てていただいたスタイルがあるので、背伸びせずにやりたいと思ってます。急に僕が関西弁をしゃべり出したら逆に嫌でしょうし」と自分を貫く。 日テレ時代に「アナウンサーはテレビに出ている黒子である」と教えられた。「公平中立である、否定しない、多様な意見をしっかりとまとめ上げる。緩衝材というか接合部なので、僕は自分の意見を世に出したいという欲望が一切ないんです」。我のない“黒子力”が逆に強い個性となって番組を支えている。 出演者たちのネットニュースやSNSをチェックして、発言の傾向を確認。1週間に15番組を追いかけ「各局、各情報番組を周遊して、誰がどんなことを言っているのか、先輩方がどう回しているのかチェックしています。羽鳥さんだったらどうか、宮根(誠司)さんだったらどうか。スキルがないんで、そうやって学んでます。結構、パクってます」と笑う。 今の贅沢は「二度寝」だという。7時半に長男を小学校へ送り出し、8時半までジムでトレーニング。シャワーを浴びて、9時から1時間寝るのがルーティンで「それがすごく気持ちよくて、想像以上に深い眠りにつけるんです。11時に関西テレビに行くんですが、起きるのが大変で危ないくらい。午前睡をしてる赤ちゃんみたいな生活です」と意外なリフレッシュ法を確立している。 拡大ネット放送は12日で2度目。レギュラーでの拡大を目指すが、投資歴15年のリアリストは地に足がついている。「飛行機なら、番組はまだ安定飛行に入る前。オリジナリティーを出していくのはベルト着用サインが消えて、お客さんにドリンクを配り始めてからだと思ってます」。虎視眈々(たんたん)と全国進出を狙っている。 ◆青木源太(あおき・げんた)1983年5月7日生まれ。愛知県岡崎市出身。06年に日本テレビ入社。同期は桝太一ら。15年10月から午前の帯番組「PON!」のレギュラー、18年10月から同「バゲット」の初代MCを務める。20年9月末に「日本一のイベント司会者」を目指して退社。大の巨人ファンで知られる。