ナンニ・モレッティ新作『チネチッタで会いましょう』11月22日公開 ビジュアル&予告編も
ナンニ・モレッティ監督最新作『Il soldell’avvenire(原題)』が、『チネチッタで会いましょう』の邦題で11月22日よりヒューマントラストシネマ有楽町ほかにて全国公開されることが決定。あわせてティザービジュアルと予告編が公開された。 【写真】場面カット 本作は、カンヌ、ヴェネチア、ベルリンの3大映画祭を制し、カンヌ国際映画祭コンペティション部門に8作品連続で選出されている『ローマ法王の休日』のモレッティ監督最新作。時代の変化についていけずに痛い目にあった映画監督が失意の後に大切なことに気づくヒューマンドラマで、2024年のダヴィッド・ディ・ドナテッロ賞では、作品賞、監督賞、脚本賞を含む主要7部門でノミネートされている。 モレッティ監督が「映画には、私たちに明るさと幸せになりたいという気持ちを再発見させる魔法の力がある。どんなことがあっても」と語る本作。フェデリコ・フェリーニやクシシュトフ・キェシロフスキ 、マーティン・スコセッシなど映画へのオマージュを交えながらところどころに自身の過去作品を引用し、変化の激しい世界に適応することの難しさをユーモラスに描く。モレッティ自身が、製作、脚本、出演も兼ね、共演にはモレッティ作品の常連俳優マルゲリータ・ブイや、俳優であり監督のマチュー・アマルリックらが名を連ねている。 公開された予告編では、5年ぶりの映画撮影が順調にスタートしたかと思われた映画監督のジャンニが、長年連れ添ったプロデューサーの妻から突然別れを告げられ、撮影資金を調達していたフランスのプロデューサーが警察に捕まってしまう様子が切り取られている。トラブルが続出するなか、痛い目にあって初めて大切なことに気づいたジャンニは、映画を完成させて愛するものたちとの関係を修復できるのか。 あわせて公開されたティザービジュアルには、モレッティ監督演じる主人公のジャンニが電動キックボードに乗ったイラストが描かれ、「すべてのおかしいは幸せに通ず」というコピーが添えられている。
リアルサウンド編集部