交流戦初優勝の楽天、リーグ戦再開初戦は大乱戦の引き分け 3位・ロッテとのゲーム差は1・5に
◇21日 日本ハム9―9楽天(エスコンフィールド北海道)=延長12回 セ・パ交流戦で初優勝した楽天はリーグ戦再開初戦を大乱戦の末、引き分けた。2位・日本ハムとのゲーム差は「2」のままだが、ソフトバンクに敗れた3位・ロッテとのゲーム差は1・5となった。 打線は1回1死三塁から「今日からリーグ戦に戻るので気持ちを引き締めて打ちました」という辰己の中前適時打で1点を先制し、2回には浅村の6号ソロ本塁打と小郷の中犠飛で2点を追加。しかし、先発の早川が3回に交流戦MVP男の3番・水谷に2点適時打を浴びた。4回からは3イニング連続で併殺で好機をつぶし、左腕をさらに援護できなかった。 早川は6イニング4安打2失点で降板し、7回からは継投に入った。しかし、2番手の宋家豪が水野の適時二塁打と清宮の適時三塁打で逆転を許すと、2死満塁からレイエスに3号グランドスラムを浴び、まさかの1イニング6失点。5点のリードを許した。しかし、直後の8回2死満塁からフランコが”満弾返し”の3号グランドスラムを放つと、続いて打席に立った代打・阿部が2号ソロ本塁打を放ち、1イニング5得点。8―8の同点に追いついた。 さらに、9回には1死二塁から辰己が適時二塁打を放って、1点を勝ち越した。直後の守備で守護神・則本を投入。逃げ切りを図った。しかし、2死から清宮が投前に放った打球を則本が一塁へ悪送球。二塁に進まれた後、水谷に適時二塁打を浴びて、9―9の同点に追いつかれた。その後は得点を奪えず、4月13日のロッテ戦(楽天モバイル)以来、今季2度目の引き分けとなった。
中日スポーツ