梅雨はまだか…「イネを植えた直後は水が一番大事」田植え諦める農家も 新潟県上越市
新潟放送
新潟県を含む北陸地方は、21日の時点でまだ梅雨入りしていません。 新潟県上越市では、まとまった雨が降らないために、今年の作付を断念したコメ農家もいました。 【写真を見る】梅雨はまだか…「イネを植えた直後は水が一番大事」田植え諦める農家も 新潟県上越市 【コメ農家 中川卓夫さん】 「どこかで諦めないとだめなので、昨日で田植えは諦めました。水が足りないために代かきができない。ここまでくると1年諦めるしかしょうがないかなと」 代かきの作業には大量の水が必要なのですが、去年の猛暑の影響から、そもそもため池の水が例年よりも少ないため、ため池から水を取る天水田では早くも水不足が懸念されています。 中川さんは、16haある田んぼのうち0.5haの田んぼでコメ作りを断念しました。 「あんまりこれだけにこだわっていると、他の農作業が遅れちゃって全部ダメになっちゃう。どこかで少し諦めないと…」 JAえちご上越によりますと、水不足などが原因で、上越市内のおよそ15haほどの田んぼで田植えができなかったということです。 【コメ農家 中川卓夫さん】 「イネを植えた直後は水が一番大事なんですよ。ところが、代かきに水を使ってしまって…」 「今後の生育にも影響があるから、空を仰いでは『雨降ってくれないかなぁ』と」 新潟県内の『梅雨入り』はいつになるのでしょうか。
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