館山に公私連携こども園 関係者17人で起工式(千葉県)
社会福祉法人太陽会が来年4月に、開設を予定している公私連携幼保連携型認定こども園「(仮称)OURS館山」の園舎増築工事の起工式が29日、館山市北条の北条幼稚園敷地で行われた。関係者17人が参列し、工事の安全を祈願した。 市では、市立北条幼稚園と市立中央保育園を統合し、認定こども園化を計画。設置・運営を、公募で公私連携法人に選定された太陽会が行う。 開設するOURS館山は、0歳から5歳までの定員294人。365日開園し、朝は午前5時半から夜は午後9時半までの長時間の延長保育にも対応。朝食や昼食、夕食も提供できる自園調理も実施する。 工事は、現在の北条幼稚園内に木造2階建て延べ床面積約1030平方メートルの保育所機能部分を増築するもので、1階に0歳児保育室や子育て支援室、厨房(ちゅうぼう)、2階にホールを整備する。また一部、北条幼稚園舎の改修を行う。施工を鴨川市のケイテイエスが行う。事業費は約6億4000万円で、工期は令和7年2月末まで。 起工式では建築主、施工業者や、市役所職員らが参列。館山市の鶴谷八幡宮の酒井利文宮司を祭主に神事が執り行われた。 太陽会の亀田信介理事長は「共働きの夫婦が安心して子育てができる環境をつくっていきたい」と話した。