大阪環状線の新車両「323系」完成 今年度から順次投入
JR西日本が進めている大阪環状線のイメージアップをはかるために行っている「改造プロジェクト」の一環で、2016年度から順次投入される次期車両「323系」が完成したと、このほど発表した。これにより、現在も走っているおなじみのオレンジ色、103系・201系車両がすべて323系に置き換えられる。
2016年度から2018年度にかけ168両投入
同社によると、323系は「安全・安心の向上」「機器の信頼性向上」「情報提供の充実」「人に優しい快適な車内空間」の4点をコンセプトに、輸送品質の確保や快適性の向上をはかっていくという。 車両の製造は近畿車輛が行い、運転士異常時列車停止装置(EB-N形装置)の設置をはじめ、各車両に車いすやベビーカースペースや混雑車両での出入り口スペース拡大、各車両に8箇所(16画面)にわたり案内ディスプレイなど、同社としては初の設備も充実するという。 車体は、これまでに親しまれてきた色である「オレンジ」を基調とした外観となっている。これにより2016年度から2018年度にかけ、168両(8両編成21本)が投入され、国鉄時代から使われてきた103系・201系と入れ替わる。