社会人2年目の娘が実家暮らしで毎月「5万円」家に入れてくれます。これはもらいすぎですか?
社会人のなかには、実家で暮らしながら働いている方もいらっしゃるでしょう。その場合に問題となるのが、実家にいくらお金を入れるのかについてです。 今回は、実家暮らしをしている方の経済事情について見ていきたいと思います。実家に入れているお金の平均額や、一人暮らしと比較して、いくら経済的負担が減るのかをご紹介します。
毎月実家に入れているお金の平均額
株式会社モデル百貨が運営するサイト「MoneyGeek」では、実家暮らしをしている独身の社会人1000人に「実家暮らしとお金」についてのアンケート調査が行われました。 調査結果から、回答者の61%が実家にお金を入れており、その平均額は5万4009円であることが分かりました。年代別だと、表1のような違いが見られました。 表1
※株式会社モデル百貨 MoneyGeek「実家暮らしは家にお金をいくら入れる?平均は54,009円で年代別では50代の約7.5万円が最も高い」を基に筆者作成 年代が上がるほど年収が高くなる傾向にあることから、必然的に家に入れているお金も増えるのでしょう。 今回のケースを見てみると、社会人2年目の娘さんが毎月5万円を家に入れているとのことですが、20代にしては、平均よりも多い金額であるといえます。もらいすぎなのでは?と感じている方は、家族で話し合って金額を決めることで、お互いが納得して過ごせるでしょう。
実家暮らしなら一人暮らしよりも約6万円の経済的負担が減る!?
同調査では、実家暮らしの場合、一人暮らしと比べて、お金がいくら浮くのかも調査しています。その結果は、全体平均で約6万2641円とのことでした。 金額の割合で見てみると、最も多かったのが「4万1~5万円(27%)」であり、次いで「9万1~10万円(15%)」「2万1円~3万円(13%)」と続きます。 月に約6万円のお金が手元に残れば、年間で約72万円もの経済的負担が減ります。この分を好きなことに使うことはもちろん、将来のための貯蓄に回せますので、心の余裕にもつながるでしょう。