株価大幅下落…鬼の配当500万投資家「日本は終わりだ!と慌てて投げ売りするのはおすすめできません」コロナショック以降、株式市場は右肩上がりの現実
2024年の株式市場は史上最高値を更新し、3月4日には日経平均株価が4万円を突破するなど、年始から高値波乱が続いている。 一方で、2024年はパリ五輪やアメリカ大統領選挙など、大きなイベントが多数控えているが、投資家たちはこれらの情勢をどのように捉えているのだろうか。 みんかぶマガジン短期連載「40代FIRE投資家が説く、2024年の株式相場展望」の第5回。今回は、25年以上の投資経験を持つ、40代でFIREした高配当・優待株運用のエキスパート、ペリカン氏(X:@Pelican_Blog)に、2024年の注目銘柄と選定の理由などについて話を伺った。
「もう日本は終わりだ」なんて言ってはいけない
ーーこれから投資を始める方や最近投資を始めたばかりの読者へのアドバイスをお願いします。 コロナショック以降、株式市場は右肩上がりの傾向にあります。しかし、リーマンショックのような大規模な金融危機は、将来的に必ず訪れます。 ただその危機は、自分にだけ訪れているわけではないので、絶望せずにほとぼりが冷めるまで耐え抜く勇気が必要となります。 耐えきれず「もう日本は終わりだ」などと、慌てて投げ売りするのはおすすめできません。一度すべての保有株を売ってしまうと、再エントリーが難しくなってしまいます。 なぜなら、市場が後に回復しても、以前の購入価格以下でなければ再投資をためらってしまい、適切なタイミングでの投資が行えなくなるからです。 そうなると、単に金銭的な損失だけでなく、投資のチャンスをも逃すことになってしまいますので、絶対に退場してはいけないのです。
ペリカン