東京・日本橋の三重テラスで魅力解説 三重・松阪の船形埴輪
市文化財セの福田所長ら発掘経緯 2日間で100人が来場
国宝指定の答申を受けた松阪市の船形埴輪(ふねがたはにわ)などを紹介する写真展が25、26の両日、東京・日本橋の三重県のアンテナショップ「三重テラス」で開かれた。原寸大パネルや発掘の様子が分かる約30点を展示した他、市文化財センター(外五曲町)の福田哲也所長らによる解説も行われた。 船形埴輪は東京国立博物館(東京都台東区)で5月12日まで開催の特別企画「新指定 国宝・重要文化財」の目玉として展示されている。市は広く国宝指定を広くPRしようと三重テラスで催しを企画した。 「国宝決定 写真で見る三重松阪のハニワ」と題し、船形埴輪(全長約1.4メートル)が2000(平成12)年4月に宝塚町の国史跡・宝塚1号墳(5世紀初め)から王のつえや大刀(たち)などの立ち飾りを持って出土(公表)したことや、当時の現地説明会の様子などを伝えている。 解説は両日各2回行われ、福田所長らが発掘の経緯から、船形埴輪の特徴や魅力などについて語った。2日間で約100人が来場したという。