アルミ・プラスチックの回収スタート 富山・高岡中心市街地にボックス設置
高岡市が中心市街地に設置したアルミやプラスチックの回収ボックスが、18日から受け入れを始めた。回収後は市内の企業や大学で資源として再利用する。国の交付金を活用し、中心市街地のカーボンニュートラルを目指す「脱炭素先行地域」の事業の第1弾となった。 回収ボックスの名称は「さぁ、ECO BASE」。御旅屋セリオ前に、アルミ缶、アルミ箔(はく)、プラスチックをそれぞれ回収する3種類を置いた。アルミ缶は富山大学高岡キャンパスでのアルミリサイクルの研究に、アルミ箔は廃アルミから水素を生成するベンチャー企業、アルハイテック(市オフィスパーク)で活用することとしている。 回収ボックスの設置は、市民が資源循環の取り組みに参加することで、環境意識を高めてもらうのが狙い。 回収は午前7時~午後6時で、水洗いしたものを持ち込むことができる。 高岡市の脱炭素先行地域は中心市街地が対象エリアで、環境省から2023年11月に選定された。今後、太陽光発電の導入や建物の「ZEB化」など、さまざまな事業を推進し、30年度までにカーボンニュートラルを達成することを目標としている。