中日巻き返しへ 片岡ヘッドコーチが中田、中島右打者のベテラン2人に「期待すること」とは
2年連続リーグ最下位に沈んでいる中日の巻き返しに期待が高まっている。 今オフは巨人から中田翔、中島宏之といった勝負強いベテランの右打者が移籍。チームは現在若手育成を主眼に、チャンスを与えているが、なかなか勝利に結びつかないとあって、新戦力が加わることで相乗効果が期待されている。 現役時代は大洋（現DeNA）で活躍、引退後は日本代表コーチも務め、現在は野球評論家として活躍する高木豊氏は1月23日に自身のYouTubeチャンネルに「【前半】チームは〝おせち料理〟？打席での考え方を教えよ！ヘッドコーチとしての役割と期待することについて片岡あっちゃんに伝えてみた！【プロ野球】」と題した動画を更新。今季から中日の1軍ヘッドコーチを務める片岡篤史氏をゲストに招き、今季のチーム展望について話を聞いている。 まずチーム課題としては四球の多さと出塁率をあげた片岡氏。リーグ優勝した阪神に比べて、はっきりと差が出ていることで「そこは改善していきたい」とした。投手陣は四球を減らすこと、野手陣においては選球眼を磨き、しっかり四球を選ぶことを求めた。 そして昨年もチーム得点（390）、チーム本塁打（71）、チーム打率（・234）がいずれもリーグワーストと課題の得点力向上においては新加入の中田に期待を寄せる。 「軸として、中心として期待してますよ」と片岡氏。強いチーム、勝つチームにおいては複数の軸となる選手が必要とした上で中田にはその役割を担ってほしいとした。 チームには若き主砲候補の石川昂弥、昨年ブレイクした細川成也などさらなる伸びしろが期待される右打者も多い。 片岡氏も中田に関しては様々なキャリアを積んできたことで「同じ右バッターの良い意味の手本になってほしい」と期待している。中田だけではなく、メジャーも経験した中島に関しても「チャンスでの打席の入りかたとか、練習のしかたとか、1年間戦う上でこういう風にしたほうがいいよとか、そういうのを期待しています」と2人には若い選手が多いチーム構成の中で指南役も務めてほしいとした。 立浪和義監督にとっても就任3年目となる今季はいよいよ勝負がかかるシーズンとなる。高木氏も「やっと立浪監督が采配をふるえる選手がそろってきている」と戦力が充実してきたと見る。 果たして台風の目となれるか。辰年だけに昇り竜の勢いを期待したいところだ。 [文/構成:ココカラネクスト編集部]
