女子砲丸投げの元高校女王・秋山愛莉が社会人デビュー戦V…陸上静岡県中部選手権
◇陸上静岡県中部選手権 最終日(14日・草薙総合運動場陸上競技場) 女子砲丸投げで秋山愛莉(22、田子重)=城南静岡高出=が、12メートル64をマークして優勝した。今春、福岡大を卒業して地元・静岡の企業に就職。2019年の全国高校総体で優勝したヒロインが、社会人デビュー戦を飾った。 貫禄を見せた。高校生が中心となる大会で2位に1メートル以上の差をつけた。「今はもう一度フォームをつくり上げているところ。環境も変わって慣れるのに必死です」。会社の研修などで練習も十分にできない状況で、記録は二の次だった。 心機一転のシーズンだ。自己記録は高校時代にマークした14メートル94。大学でのベストは14メートル41にとどまった。「もう一回、日本一を目指したい」。今年は主に、母校・城南静岡で練習していく。次戦は来月5日の水戸招待に出場予定だ。「13メートル後半ぐらいは、出せるように頑張りたい」。地元に帰ってきた高校女王が、原点の地で復活ロードを歩む。(塩沢 武士)
報知新聞社