【RIZIN】ついに参戦!パッキャオが鈴木千裕に見せつける「ボクシングの“秘密”」井上尚弥の評価も語る【単独インタビュー】
“アジアで最も偉大な拳闘士”が、ついにRIZINのリングに降臨する。ボクシング世界6階級を制覇した“フィリピンの英雄”ことマニー・パッキャオ(45)が、7月28日開催の『Yogibo presents 超RIZIN.3』に参戦し、フェザー級王者の鈴木千裕(25)と対戦することが決定した。 【動画】パッキャオ、鈴木千裕のKO宣言を一蹴!?“ボクシング界の英雄”が井上尚弥を指南 2021年に2度目の引退を発表後、22年11月に韓国でのYouTuberとのエキシビションマッチ以降はリングを離れていたが、榊原信行CEOとの長年の交流の結果、ついにRIZIN過去最大規模のイベントに参戦。しかも「エキシビションという言葉は使うな」とRIZINに伝えており、本気でリングに上がり現役王者と戦うつもりだ。 10日に行われた会見では、王者としての堂々たる風格を感じさせながらも、鈴木が「1ラウンドでKOする」と挑発すると、「ボクシングは甘い競技ではない、そのことを彼は知ることになるだろう。いや、私が学ばせる」と闘志をみなぎらせた。“アジアで最も有名なアスリート”とも称され、フィリピンでは大統領選挙に立候補するほどのスーパースターは、RIZINでどんな戦いを見せてくれるのか。ORICON NEWSは会見直後のパッキャオの単独取材に成功。この試合への意気込みや、日本が誇るボクシングのスーパースター・井上尚弥の評価について聞いた。
■鈴木千裕の“1ラウンドKO宣言”にニヤリ「言うだけなら簡単。自分がやられる可能性を忘れてはいけない」
――インタビューのお時間をいただき、ありがとうございます。リングで試合をされるのは約1年半ぶりとなりますが、トレーニングは続けてこられたのでしょうか? 【パッキャオ】ジムで練習はしていましたが、主にバスケットボールをやっていました。自分の人生で最初に好きになったスポーツがバスケットボールで、ボクシング以外のトレーニングとして今では主にバスケをやっています。 ――鈴木選手との試合に向けてボクシングの練習も再開しますか? 【パッキャオ】そうですね、試合が決まったのでこれから試合に向けた準備を始めます。練習内容は、いつもの試合と変わらないことをやりたいと思います。 ――今回は20歳も若いMMA&キックボクシングの“二刀流王者”との対戦なので、かなりの準備が必要になると考えていますか? 【パッキャオ】相手の年齢に関係なく、通常の練習をすれば大丈夫です。なぜなら、今回の試合は3ラウンドしかないので、自分の体力や動きのキレを取り戻すことができれば問題ないと思っています。3ラウンドの試合ですが、私は12ラウンド戦うつもりの練習を組みます。 ――鈴木選手と対面した印象は?何か感じるものはありましたか? 【パッキャオ】なんとなく彼は強いということが分かりました。彼は戦いができると思いますし、何よりも若いので、私と彼の2人でお客さんがすごく喜ぶ試合をしますので、楽しみにしていてください。 ――彼は「パッキャオ選手を1ラウンドKOする」と言い切っていましたが、それを聞いてどう思いましたか? 【パッキャオ】(ニヤリとして)言うだけならすごく簡単ですよ。特にボクシングでは1ラウンドで終わらせるのは、なかなか難しいことですから。ただし、逆に自分がやられてしまう可能性があることを忘れてはいけないですね。 ――RIZINで初めての試合ですが、これまでRIZINの大会はご覧になってきましたか? 【パッキャオ】家にいて見られる時はインターネットを通じて見てきました。 ――『超RIZIN.3』のメインで平本蓮選手と対戦する朝倉未来選手は、22年9月にフロイド・メイウェザー選手と対戦する前に、あなたの自宅を訪れて一緒に練習していましたが、彼のことを覚えていますか? 【パッキャオ】はい、彼がマニラの私の自宅に来たことは覚えていますよ。あの試合は内容としては面白かったけど、彼がそんなにボクシングの練習はしなかったんだろうなと思いました。