BMWオープン

勝利したヤン=レナード・シュトルフ[画像/ゲッティイメージズ]

男子テニスのBMWオープン（ドイツ/ミュンヘン、クレー、ATP250）は20日にシングルス準決勝が行われ、第4シードのJ・シュトルフ（ドイツ）が第2シードで同大会2連覇中だったH・ルーネ（デンマーク）に6-2, 6-0のストレートで圧勝し、同大会3年ぶり2度目の決勝進出を果たすとともに、ツアーシングルス初優勝に王手をかけた。試合後シュトルフは「完璧な試合をした」とコメントした。 【フリッツ、シュトルフらBMWオープン組合せ】 世界ランク28位のシュトルフが同大会の本戦に出場するのは2年連続9度目。2021年には準優勝を飾っている。 シュトルフは今大会、初戦の2回戦で同89位のB・ファン・デ・ザンスフルプ（オランダ）を下し8強入り。19日の準々決勝では第5シードのF・オジェ アリアシム（カナダ）と対戦したが、第2セット途中で悪天候により試合が順延に。 シュトルフは20日に再開した準々決勝でオジェ アリアシムを7-5, 6-4のストレートで下しベスト4に進出。そして同日に行われたルーネとの準決勝に臨んだ。 この試合、シュトルフはファーストサービス時に95パーセントの確率でポイントを獲得しルーネにブレークを与えず、リターンゲームでは5度のブレークに成功。わずか45分で大会3連覇を狙っていたルーネに完勝した。 大会公式サイトにはシュトルフのコメントが掲載されており「完璧な試合をした。本当に素晴らしかった」と喜びを語った。 勝利したシュトルフは母国でツアー大会のシングルス初制覇をかけ、決勝で第3シードのT・フリッツ（アメリカ）と対戦する。フリッツは準決勝で同106位のC・ガリン（チリ）を下しての勝ち上がり。