TOJ常設看板を設置 大会と競技への理解向上願い 長野県飯田市下久堅
長野県飯田市下久堅地区まちづくり委員会(滝沢和彦会長)は、地区内が国際自転車ロードレース「ツアー・オブ・ジャパン(TOJ)」の会場であることを年間を通じてアピールしようと、常設の看板を知久平の国道256号沿いに設置した。 大会開催と自転車競技に対する地元や周辺地域の理解度が高まることを願い、市商業観光課を通じてTOJ組織委員会などの許可を得た上で、交通量が多くてひと目を引く県道1号の起点近くの高い場所に取り付けた。 看板には全国8カ所の会場名とTOJのマーク、設置場所付近のヘアピンカーブを走る選手たちの姿を捉えた写真を掲示し、最上部に「ツアー・オブ・ジャパン信州飯田ステージの里 下久堅」と大きく書いた。 最近はTOJのコースを自転車で走る愛好者が増加傾向にあり、まちづくり委員会としてはコース内に一般車両が入れなくなる大会への理解に加え、日常的な自転車走行に対する理解も得たい考え。 今回の設置はこの1カ所。滝沢会長は「下久堅はTOJの会場としてのまちづくりを進めていることを多くの人に伝え、大会の認知度と理解度が徐々に高まれば」と話している。 今年のTOJは5月19日から26日まで全8ステージで開き、第5ステージとなる信州飯田は「綿半信州飯田ステージ」として23日に開催。午前10時に下久堅小学校グラウンド前をスタートし、120・9キロを走る。