保田克也8回KOでWBOアジアパシフィック・ライト級王座3度目防衛「世界ランク5位以内」目指し地域3冠狙う
◆プロボクシング ▽WBOアジアパシフィック・ライト級(61・2キロ以下)タイトルマッチ 〇王者・保田克也(KO8回1分58秒)同級3位プレスコ・カルコシア●(9日、東京・後楽園ホール) メインで行われたWBOアジアパシフィック・ライト級タイトルマッチは王者の保田克也(大橋)が、同級3位プレスコ・カルコシア(フィリピン)に8回KO勝ちした。左ストレート一閃(いっせん)。「けっこう、がっしり入った」と手応え十分のパンチに倒れた相手は何とか立ち上がろうとしたが、腰砕けになり10カウントとなった。 WBO同級9位と世界ランク入りしている保田は22年2月のノンタイトル8回戦で仲里周磨(オキナワ)に判定で敗れたが、再起してからは6連勝で2試合連続KO勝利。所属する大橋ジムの大橋秀行会長も「パンチもあるし、危ない相手だった」と強敵を下したまな弟子に目尻を下げた。 「自分は世界的な評価はそんなにない選手だと思ってるので、しっかり内容も求められる試合になると思う。しっかり倒して勝って、少しでもランキングを上げて次につなげたい」という試合前の目標通りの快勝だ。今後の具体的な目標として「世界ランク5位以内」を掲げた。 世界への道を切り開くために、「国内最強になりたい」という保田。「他団体のベルトを取らないといけない」と東洋太平洋王者の鈴木雅弘(角海老宝石)、日本王者の三代大訓(横浜光)をターゲットに掲げ、地域タイトル3冠を目指す。
報知新聞社