し烈なJ1昇格争いを繰り広げるサッカーJ2のV・ファーレン長崎。 27日はホームで、鹿児島ユナイテッドFCとの九州ダービーに臨みました。

NIB長崎国際テレビ

リーグ戦は残り3試合。約1万8000人が詰めかけたピーススタジアムでの2戦目です。 J1自動昇格へ望みをつなぐには、勝利が絶対条件となるV・ファーレン。 前半14分、得意のカウンター攻撃から最後は名倉が、うれしい今シーズン初ゴールで先制します。 さらに前半終了間際には右サイドから中央に切れ込んだマテウスが、3試合連続ゴールで追加点を奪い、2対0で前半を折り返します。 後半も攻撃の手を緩めないV・ファーレンは12分、中盤でボールを奪ったマテウスが1人で持ち込み、自身この試合2点目。チームトップとなる今シーズンの16点目でリードを広げます。 その後は鹿児島に1点を返されますが、試合終盤には増山がダメ押しとなるゴールを決め4対1で快勝。 今シーズン4度目の3連勝です。 （名倉 巧選手） 「ようやくリーグ戦で決められて、やっとチームに貢献できた。これから大事な試合が続くので、チームを信じて自分を信じてやっていきたい」 （下平 隆宏監督） 「(名倉選手は)攻守のつなぎ役として、リンクマンとしてかなりいい仕事をしていたし、きょうは得点という形で生まれたので非常に良かった。他会場の結果もあるが、自動昇格の可能性がある限りはそこを目指して頑張りたい」

NIB長崎国際テレビ

V・ファーレンは、この勝利で今シーズンの3位以上を確定させました。 また 27日に勝利した清水エスパルスが、J1自動昇格を決めています。 一方で、横浜FCは敗れたため、V・ファーレンはJ1自動昇格に望みをつないでいます。 V・ファーレンが 残り1つの自動昇格の切符をつかむには、残り2試合に勝利した上で、横浜FCが2敗の場合か1分1敗であれば、得失点差の争いとなります。 仮に、V・ファーレンがプレーオフにまわることになった場合は、3位以上が確定しているため、ホームで試合ができる権利は獲得しています。 いずれにしても J1自動昇格に向けて、負けられないV・ファーレン。 次節は来月3日、アウェーでジェフユナイテッド千葉と対戦します。