埼玉が花園に勝利 今季限りで引退のHO堀江翔太とSH内田啓介は本拠地ラストマッチで奮闘/リーグワン
リーグワン1部第15節第1日(27日、埼玉33―24花園、熊谷)首位の埼玉が12位の花園から5トライを奪って勝利し、開幕からの連勝を15に伸ばした。2部との入れ替え戦に回ることが決まっている花園は14敗目(1勝)。 埼玉は7―5で前半を折り返した。後半、4分にFB山沢京平(25)がトライを挙げ、兄のSO拓也(29)がキックを決め14―5。19分には相手ゴール前での連続攻撃からLOエセイ・ハアンガナがトライ(ゴール)。21―5とリードを広げた。その後2トライを許し、4点差に追い上げられたが、再び突き放して逃げ切った。 今季限りでの現役引退を表明しているHO堀江翔太(38)とSH内田啓介(32)はともに先発し、本拠地ラストマッチでチームの勝利に貢献した。チーム通算出場200試合目のメモリアルを、自ら白星で祝った堀江は試合後のセレモニーで「200キャップを勝利でおさめられてよかった」と笑い、内田は「盛大に祝ってもらってうれしいです。まだ試合は続くので応援よろしくお願いします」と話した。 内田の言葉通り、リーグ最終節の横浜戦を経て1位での進出が決まっているプレーオフに挑む。チーム功労者2人の雄姿が見られるのは5月26日の国立競技場での決勝まで勝ち進んでも、あと3試合。堀江は「最後までやり切りたい」と目標に掲げる「王座奪還」に向け、成長を誓った。