<春に挑む>選手紹介/11 東海大菅生・末吉陽輝/二松学舎大付・三瓶謙信 /東京
◇多彩な変化球が武器 東海大菅生 末吉陽輝(はるき)(2年) カーブ、スライダー、チェンジアップなど多彩な変化球を駆使し、先発やリリーフなどどんな場面でも対応できる投手。昨秋の都大会では3試合で先発登板し、明治神宮大会でもリリーフ登板した。「観客がいっぱいいる中でプレッシャーを感じた」と振り返るが、貴重な経験を積んだ。 強豪との対戦を通じて感じたのは、得意の変化球を生かすために直球の威力を高める必要があること。球速アップをこの冬の課題に定め、筋力トレーニングや球に力を伝えるための投球動作の工夫も試みた。最近は球速の伸びを実感している。 千葉県勝浦市の実家は代々漁師の家で、小さいときから漁船に乗っていた。自身も釣りを趣味にしている。【加藤昌平】 ……………………………………………………………………………………………………… (1)右投げ右打ち(2)180センチ、75キロ(3)木更津リトルシニア(千葉)(4)エースの日当頼りにならず、複数の投手で回していきたい ……………………………………………………………………………………………………… ◇成長目指し直球磨く 二松学舎大付 三瓶謙信(1年) 威力がある力強いピッチングを評価され、昨秋の都大会1回戦で公式戦デビュー。2イニングを被安打ゼロで勝利に貢献した。ただ、大会を通じて大事な場面を任されたのは2年生。強いチームになるため、1年生の成長が必要だと気付いた。 この冬は長所である直球を磨くため、チューブトレーニングで肩周りの柔軟性をつけたり、重いボールで指先を鍛えたりした。エースの重川創思(2年)から、体重移動の仕方など助言をもらうことも。目標であるプロ野球・日本ハムの吉田輝星のフォームを動画で見て参考にしている。 名前は戦国武将の上杉謙信からつけられた。父親の「強い子になってほしい」という思いが込められている。【小林遥】=つづく ……………………………………………………………………………………………………… (1)右投げ右打ち(2)178センチ、77キロ(3)大島クラブ(4)センバツという大舞台でちゃんと投げきる